
楽天モバイルの通話料金を徹底解説!Rakuten Linkは本当に無料?有料になるケースも紹介します。

サイバーバード
私は実際に楽天モバイルのRakuten最強プランを契約して利用しています。(2020年4月15日から契約中)
その実体験をもとに、通信速度・利用可能エリア・海外ローミングなどを自ら検証しています。単なるアンケートや口コミを集めた「エアプ」情報や外注WEBライターのコタツ記事ではない、契約者としてのリアルな使用感を踏まえて解説しています。

楽天モバイルの通話料金を解説
Rakuten Linkアプリを使って発信すれば通話料無料
Rakuten Linkを使えば、日本国内での通話やSMSはほとんど無料になります。
Rakuten Link同士なら通話もメッセージも完全に無料で、Android版なら相手がRakuten Link以外でも国内宛ての発信・SMS送信は無料です。iOS版は一部制限があり、着信やSMSは標準アプリ経由となりますが、国内での発信通話自体は無料で利用できます。
- Rakuten Link同士の通話(Android版・iOS版共通で国内外どこでも無料)
- Rakuten Linkを使って日本国内の電話番号に発信する場合(固定電話・携帯電話も対象)
- Rakuten Linkを使って海外から日本の電話番号へ発信する場合(国際ローミング中でも無料)
OS標準アプリで電話をかけると30秒ごとに22円の通話料金が発生
Rakuten Linkアプリを使わずに、AndroidやiPhoneのOS標準電話アプリから電話をかけると、30秒ごとに22円の通話料が発生します。
ドコモ/ahamo、au/UQモバイル/povo、ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMO、楽天モバイルすべて通話料は30秒ごとに22円です。楽天モバイルだけが高いとか安いということはありません。
「15分(標準)通話かけ放題」(月額1,100円)オプションがある
楽天モバイルの「15分(標準)通話かけ放題」オプション(月額1,100円)を利用すれば、スマホのOS標準電話アプリからの国内通話が1回15分まで何度でも無料になります。通話のたびに料金を気にする必要がなく、短時間の電話を頻繁にかける方にはぴったりのサービスです。15分を超えた場合は30秒ごとに22円かかります。
さらに、国内SMSの送信料も無料になるため、仕事やプライベートでメッセージをよく利用する人に大きなメリットがあります。通常であれば1通3円程度かかるSMS送信料が完全に0円になるので、毎月の通信費を確実に節約可能です。
「国際通話かけ放題」(月額980円)オプションもある
楽天モバイルには、月額980円で利用できる「国際通話かけ放題」オプションがあります。対象となる海外65の国と地域に、日本からの国際通話が追加料金なしでかけ放題になるため、海外に家族や友人がいる人や、ビジネスで海外拠点と頻繁にやり取りをする人にオススメです。
Rakuten Linkをアプリを使い、日本から海外へ電話をかけるとき、海外から海外へ電話をかけるときは、国際通話かけ放題の対象になります。
OS標準アプリを使い、日本から海外へ電話をかけるときは国際通話かけ放題の対象になります。しかし、海外から海外へ電話をかけるときは国際通話かけ放題の対象外になってしまいます。
Rakuten Lunkアプリのダウンロード・電話をかける方法を解説
Rakuten Linkアプリをインストールして初期設定を完了させる
- AndroidはGoogle Playストアから、iPhoneはApp StoreからRakuten Linkアプリをインストール
- Rakuten Linkアイコンをタップ(Wi-Fiを切り、LTE/4G/5G状態で実施)
- 「同意してはじめる」をタップ
- 位置情報提供協力 → 「次へ」をタップ
- アプリ利用中の各種権限(位置情報、通知、マイク、カメラ、写真、連絡先)を許可
- 情報提供に同意する場合は「同意する」をタップ
- 楽天会員ログイン許諾 →「続ける」をタップし、楽天IDとパスワードを入力してログイン
- 利用する電話番号を入力 → 「認証を開始」をタップ
- プロフィール画像、Rakuten Linkネームを入力、公開範囲を選択し、「完了」をタップで初期設定終了
Rakuten Linkアプリを使って電話をかける方法

- 「通話」をタップ
- キーパッドボタンをタップ
- 電話番号を入力
- 発信ボタンをタップ
Rakuten Linkアプリで電話に出る方法

- 相手の名前とプロフィール画像が表示されます
- 相手からの着信を拒否(切断)します
- 相手からの着信に応答します
- 相手からの着信にメッセージで応答します。※発信相手が非通知設定の場合利用できません
電話相手がRakuten Link以外の場合、通話料が発生することがあるので要注意
「海外の電話番号」にかけるときは有料
Rakuten Linkは国内同士の通話であれば無料になる便利なアプリですが、海外の電話番号に発信する場合は注意が必要です。
あなたがRakuten Linkを利用していたとしても、電話相手がRakuten Linkを使っていない場合、日本から海外の番号にかけるときや、海外から海外の番号にかけるときは無料通話の対象外となります。この場合、通話料金は「国・地域別従量課金」が適用され、想定以上に高額な料金が請求されることがあります。
Android版Rakuten LinkでもiOS版Rakuten Linkでもは「国・地域別従量課金」が適用されます。
iPhoneは海外で電話を受けると有料になる
iPhoneユーザーがiOS版Rakuten Linkを利用している場合、注意すべきなのは「着信」です。
電話相手がRakuten Linkを使っていない場合、日本国内で電話を受けるときは料金がかかりませんが、海外で電話を受けるときは事情が異なります。
iOS版Rakuten Linkは着信機能を備えていないため、実際にはiPhone標準の電話アプリでの着信となります。この場合、海外の対象国と地域でのみ着信が可能で、しかも「国・地域別の従量課金」が適用されるため、通話を受けただけで料金が発生してしまいます。
つまり、iPhoneを海外で利用する際は、着信が有料になる可能性が高いという点に十分注意が必要です。
Rakuten Linkで余計な通話料が発生しないようにするコツ
通話料金が発生する可能性がある場合はアイコンが緑色になる

Rakuten Linkの通話画面では、発信時に料金がかかるかどうかを色で判別できる仕組みがあります。
キーパッドから直接番号を入力して発信する場合、料金が発生する可能性があるときは発信ボタンが緑色に表示されます。また、通話履歴や連絡先から発信する場合は、無料通話が適用されるとピンク色の電話アイコン、有料になる可能性があると緑色の電話アイコンが表示されます。
Androidであれば有料番号への発信を制限する方法あり
Android版Rakuten Linkのバージョン3.3以降では、有料番号への発信を制限する設定を利用できます。意図しない通話料金発生を防止するために、下記の設定方法をご確認ください。
- Rakuten Linkアプリを起動する
- 画面右上の「設定(歯車マーク)」をタップする
- 「通話とメッセージ」をタップする
- 「通話料が発生する電話番号への発信を制限する」をオンにする
楽天モバイルの通話料金を確認する方法
Rakuten Linkで通話料金が請求されてしまうケース
無料通話対象外の番号に発信したとき
Rakuten Linkで(0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)へ発信する場合、自動でOS標準の電話アプリに切り替わり、有料となります。
主な特番通話 | 番号 |
---|---|
災害伝言ダイアル | 171 |
消費者ホットライン | 188 |
特定者向け情報の蓄積・再生【留守番電話】 | 1417 |
発信者番号非通知設定 | 147 |
発信者番号非通知設定解除 | 148 |
ナビダイヤル(統一番号用電話番号) | 0570からはじまる電話番号 |
総務省消防庁(救急安心センター事業) | #7119 |
厚生労働省 子ども医療電話相談事業 | #8000 |
DV相談ナビ | #8008 |
公益財団法人 日本道路交通情報センター | #8011 |
安全運転相談電話 | #8080 |
JAF ロードサービス救援コール | #8139 |
厚生労働省 女性相談支援センター等共通短縮ダイヤル | #8778 |
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター全国共通短縮番号 | #8891 |
警察相談専用電話 | #9110 |
iPhoneの着信履歴からそのまま折り返したとき
iOS版Rakuten Linkは、固定電話やRakuten Linkを利用していないスマホから電話がかかってくると、iOS標準の電話アプリで着信します。
着信のあった相手に無料でかけ直す場合は、iOS標準の電話アプリではなく「Rakuten Linkアプリ」を利用してください。
Webサイトやアプリの電話番号リンクを押したとき
Webサイト上の「電話をかける」リンクやアイコンを押すと、OS標準アプリが起動することがあります。そのまま発信すると有料になってしまうため、番号をコピーしてRakuten Linkからかけ直すのが安心です。
着信転送を利用したとき
Rakuten Linkでの転送は無料ですが、OS標準アプリ経由で転送されると通話料が発生します。特にiOSユーザーは、発信者がRakuten Linkを利用していない場合はOS標準アプリでの転送扱いとなるため注意が必要です。
留守番電話を「1417」で再生したとき
「1417」に発信して留守番電話を確認すると、Rakuten Link経由でも料金が発生します。無料で再生したい場合は、Rakuten Linkアプリの留守番電話機能やiPhoneのビジュアルボイスメールを利用しましょう。