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【2025年12月】デュアルSIM最強の組み合わせを徹底解説

デュアルSIM最強の組み合わせ、デュアルSIMの設定方法を徹底解説。

目次

デュアルSIMの基礎知識

そもそもデュアルSIMって何?

そもそもデュアルSIMとは、1台のスマホで2つの携帯電話番号(SIMカードやeSIM)を同時に扱える機能のことです。

対応端末であれば、どちらの回線をデータ通信に使うか、どちらを音声通話に使うかを自由に切り替えられるため、用途に応じて柔軟に回線を使い分けることができます。物理SIMを抜き差しする必要もなく、1台のスマホで複数の携帯電話回線を併用できるのが最大の特徴です。

eSIMって何?初めて聞いたんだけど?

eSIMとは、スマートフォンに内蔵された本体一体型のSIMのことです。

スマートフォンの基板上に電子チップが搭載されています。 キャリアが用意している「プロファイル」と呼ばれる電話番号などの情報が記録されたデータを、スマホにダウンロード・インストールして利用します。

eSIMで契約すると時間のかかる本人確認もオンラインで完結し、オンラインで開通手続きが可能なので、すべての手続がスムーズにいけば、eSIMを申し込んだその日に即日開通し、eSIMでデータ通信や音声通話ができるようになります。

デュアルSIMのSIMカードとeSIMの組み合わせは3パターンあり

デュアルSIMの組み合わせは、

  • ①物理SIMカードを2枚使ったデュアルSIM
  • ②物理SIMカード1枚とeSIMを使ったデュアルSIM
  • ③eSIMとeSIMを使ったデュアルSIM

以上3つの組み合わせがあります。端末によって対応している組み合わせは異なります。

iPhoneの場合

日本国内で販売されているiPhoneは、iPhone XS/XS Max/XRからiPhone 16シリーズ/iPhone SE(第3世代)までの機種がSIMカード+eSIMのデュアルSIMに対応しています。

さらに、iPhone 13シリーズ以降の機種/iPhone SE(第3世代)以降の機種は、SIMカード+eSIMのデュアルSIMに加えて、eSIM+eSIMのデュアルSIMに対応しています。

iPhone 17シリーズ/iPhone Airは、物理SIMカード非対応でeSIMのみ対応しています。eSIM+eSIMのデュアルSIMに対応しています。

たとえばahamoとpovo2.0どちらもeSIMで契約して、iPhone 15 ProでahamoのeSIM+povo2.0のeSIMのデュアルにSIMにして利用できますよ。eSIMは最短即日開通可能なので、うまくいけばデュアルSIM環境が即日運用できるようになります。

Google Pixelの場合

Google Pixelの場合は、Pixel 4以降の機種がSIMカードとeSIMのデュアルSIMに対応しています。

Pixel 7以降の機種は、SIMカード+eSIMのデュアルSIMに加えて、eSIM+eSIMのデュアルSIMに対応しています。

デュアルSIMには4つの仕組みがあり、その中の1つの「DSDV」が主流

デュアルSIMには4つの仕組みがあり、その中の1つの「DSDV」(デュアルSIMデュアルVoLTE)が現在の主流になります。iPhoneも「DSDV」です。

DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)

DSSS対応スマホは、2枚のSIMカードを1台のスマホに入れることができますが、有効にできるのはどちらか片方のSIMカードだけです。

SIMカードAとSIMカードBを1台のスマホに入れても、有効にできるのはどちらか片方だけです。 たとえば、

  • ドコモのSIMカードを「無効」にしている
  • auのSIMカードを「有効」にしている

にしているとき、ドコモの電話番号に電話がかかってきたら、あなたは電話に出られません。

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)

DSDS対応スマホは、2枚のSIMカードを1台のスマホに入れることができて、4G+3Gの同時待ち受けに対応しています。

データ通信に使用するSIM、音声通話に使用するSIMを使い分けることができます。

4Gが使えるのは片方のSIMのみです。ドコモのSIMカードを4G側に設定している場合、auのSIMカードは3Gで待ち受け・通信することになります。

DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)←2023年~2025年の主流

DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)が2022年時点での主流です。iPhoneのデュアルSIMは「DSDV」です。

DSDV対応スマホは、①4G+4Gの同時待ち受け、②5G+4Gの同時待ち受け、③5G+5Gの同時待ち受けに対応しています。(①は可能、②③はスマホ次第で可能)

データ通信に使用するSIM、音声通話に使用するSIMを使い分けることができます。 たとえばiPhone 15 Proに、

  • ahamoのSIMカード
  • povo2.0のeSIM

を入れてデュアルSIMにすると、ahamoの電話番号とpovo2.0の電話番号にVoLTEで電話を受けることが可能です。

ahamoのカードとpovoのeSIMどちらも4Gまたは5Gでデータ通信、VoLTEでの通話が可能です。

ただし、ahamoのSIMカード回線で電話しているときは、ahamoデータ通信が利用可能です。povo2.0の回線を使ったデータ通信はできません。

DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)

DSDA対応スマホは、①4G+4Gの同時待ち受け、②5G+4Gの同時待ち受け、③5G+5Gの同時待ち受けに対応しています。(②③ができるかはスマホ次第)

データ通信に使用するSIM、音声通話に使用するSIMを使い分けることができます。

DSDA対応スマホにSIMカードA/SIMカードBを入れると、SIMカードAにかかってくる電話、SIMカードBにかかってくる電話、どちらもVoLTEで電話を受けることが可能です。

SIMカードA/SIMカードBどちらも4Gまたは5Gでデータ通信、VoLTEでの通話が可能です。

DSDA対応スマホは、SIMカードAの回線で音声通話しているときに、SIMカードBの回線を使ってデータ通信が可能です。

DSDA対応スマホはSIMスロットを2つ、通信モデムを2つ搭載していて、処理もSIMごとに独立しているため、それぞれのSIMでデータ通信や音声通話が可能になっています。

デュアルSIM最強のおすすめの組み合わせを紹介

【ahamo+povo2.0】月額2,970円で利用可能

まず初めに検討するのがahamoとpovo2.0の組み合わせで、これはド定番の組み合わせです。

組み合わせ月額基本料金
ahamo月額2,970円
povo2.0基本料0円
データトッピング購入が必要

ahamoとpovo2.0を組み合わせれば、月額2,970円からデュアルSIM運用ができます。ahamoは月額2,970円で月30GBまで利用でき、1回5分以内の国内通話が無料、さらに申し込み不要・追加料金なしで海外でも合計30GBまでデータ通信が可能です。30GBを超えたあとは速度が最大1Mbpsに制限されますが、軽い動画視聴やSNS程度ならある程度は使えます。

povo2.0は基本料0円で維持でき、0GB時でも最大128kbpsでデータ通信が可能です。必要なときだけ、1GB(7日間)390円、3GB(30日間)990円、データ使い放題(24時間)330円といったトッピングを購入して使えるのが特徴です。

ahamoで月30GBを使い切った後は、povo2.0側で自分に合ったデータトッピングを追加購入して使うことで、月末でも快適にデータ通信できるでしょう。

ただし、povo2.0は完全な0円放置維持は不可で、180日ごとに何かしらの有料トッピング購入が必要です。常時販売トッピングの中で最安は「データ使い放題(6時間) 250円/回」で、これを180日に1回だけ購入すれば、180日あたり250円、年間でも500円程度でサブ回線として維持できます。

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【LINEMO+povo2.0】合計月額990円で、月3GB+LINEギガフリー+維持費0円

LINEMOをメイン回線、povo2.0をサブ回線として利用するパターンです。合計月額990円で、月3GB使えてLINEギガフリーです。

 組み合わせ月額基本料金
LINEMO【LINEMOベストプラン】990円~2,090円
【LINEMOベストプランV】月額2,970円
povo2.0基本料0円
データトッピング購入が必要

LINEMOベストプランは3GB以下であれば月額990円、3GB超えて10GBまでは月額2,090円で利用できます。3GBを少しでも超えると月額料金が+1,100円増えてしまうので注意が必要です。

LINEMOベストプランVはahamoに対抗した料金プランで、月額2,970円で月30GB使えて1回5分以内の国内通話が無料になります。3GBや10GBじゃ足りないという人はLINEMOベストプランVを契約するといいでしょう。

LINEMOの大きな魅力は「LINEギガフリー」であることです。LINEアプリのトークはもちろん、音声通話・ビデオ電話のデータ消費もゼロ。データ容量を使い切っても(通信速度制限がかかっても)LINEアプリの通信速度は落ちません。日常的な連絡をほぼLINEで済ませる人にとっては大きなメリットになります。

LINEMOのデータ使用量が3GBに近づいてきたタイミングで、povo2.0側でデータトッピングを購入してデータ通信を肩代わりさせる、という使い方が有効です。こうすることでLINEMO側を3GB以内に抑えやすくなり、月額990円でキープしやすくなります。

ただし、povo2.0は完全な0円放置維持は不可で、180日ごとに何かしらの有料トッピング購入が必要です。常時販売トッピングの中で最安は「データ使い放題(6時間) 250円/回」で、これを180日に1回だけ購入すれば、180日あたり250円、年間でも500円程度でサブ回線として維持できます。

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【mineo+povo2.0】月額990円で、最大1.5Mbpsでデータ使い放題

mineoとpovo2.0を組み合わせれば、月額990円からデュアルSIM環境を構築できます。基本的な組み合わせ方は、povo2.0を通話用SIM、mineoをデータ通信用SIMとして使うパターンです。

月額基本料金
povo2.0基本料0円
データトッピング購入が必要
mineo【マイそくスタンダード】月額990円
【マイピタシングル3GB】月額880円
【マイピタシングル7GB】月額1,2650円

povo2.0は基本料0円で維持でき、mineo側はデータ使用量や使い方に応じてプランを選びます。

データ無制限で安く使いたい場合は、mineoの「マイそくスタンダード(月額990円・最大1.5Mbpsでデータ使い放題)」を選ぶのが定番です。povo2.0は通話用の電話番号として確保しておきつつ、日常のデータ通信はmineo側でまかなうイメージになります。

データ使い放題でなくてもよい人や、音声通話を使わない人には、「マイピタ シングルタイプ3GB(月額880円)」「マイピタ シングルタイプ7GB(月額1,265円)」といった選択肢もあります。無制限よりも安定した速度を重視したい、月のデータ量がそれほど多くないユーザーであれば、マイピタを選んだほうが使い勝手が良いケースも多いでしょう

また、povo2.0はau回線なので、mineoをドコモ回線またはソフトバンク回線で契約しておくと、回線自体を分散できるため、通信障害や災害時のリスク分散という意味でもメリットがあります。

マイそくの注意点は、月曜~金曜の12時台は、どのプランでも通信速度が最大32kbpsに強制制限されるため、この時間帯は実質的に通信がほとんどできないことです。最大32kbpsはWeb閲覧やSNS更新にはかなり厳しい速度です。

povo2.0は基本料0円で、データトッピングを購入していない0GB状態でも通信速度最大128kbpsで最低限のデータ通信が可能です。ただし、ずっと完全0円で放置し続けることはできず、180日ごとに何かしらの有料トッピング購入が必要です。常時販売されているトッピングの中で最安は「データ使い放題(6時間)250円/回」で、180日に1回だけ購入すれば、180日で250円、1年で500円という非常に低コストでpovo2.0を維持できます。

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【楽天モバイル+mineo】合計月額2,068円で、通話し放題+最大1.5Mbpsでデータ使い放題

楽天モバイルでRakuten最強プラン、mineoでマイそくスタンダードプラン月額990円を契約すれば、合計月額2,068円で通話し放題+最大1.5Mbpsでデータ使い放題の環境が手に入ります。

組み合わせ月額基本料金
楽天モバイル【3GBまで】月額1,078円
【20GBまで】月額2,178円
【20GB~無制限】月額3,278円
mineo【マイそくスタンダード】月額990円
【マイピタシングル3GB】月額880円
【マイピタシングル7GB】月額1,2650円

楽天モバイルは通話用SIMとして利用します。Rakuten最強プランは月間データ利用量が3GB以下だと月額1,078円で維持できて、「Rakuten Linkアプリ」を使うと無料通話し放題です。ただし、OS標準の電話アプリから電話を発信すると30秒ごとに22円の通話料が発生するので注意しましょう。

データ無制限で安く使いたい場合は、mineoの「マイそくスタンダード(月額990円・最大1.5Mbpsでデータ使い放題)」を選ぶのが定番です。povo2.0は通話用の電話番号として確保しておきつつ、日常のデータ通信はmineo側でまかなうイメージになります。

マイそくの注意点は、月曜~金曜の12時台は、どのプランでも通信速度が最大32kbpsに強制制限されるため、この時間帯は実質的に通信がほとんどできないことです。最大32kbpsはWeb閲覧やSNS更新にはかなり厳しい速度です。

データ使い放題でなくてもよい人や、音声通話を使わない人には、「マイピタ シングルタイプ3GB(月額880円)」「マイピタ シングルタイプ7GB(月額1,265円)」といった選択肢もあります。無制限よりも安定した速度を重視したい、月のデータ量がそれほど多くないユーザーであれば、マイピタを選んだほうが使い勝手が良いケースも多いでしょう。

楽天モバイルの詳細はこちらから!

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【楽天モバイル+LINEMO】合計月額2,068円で、月6GB使える+通話し放題+LINEデータフリー

楽天モバイルとLINEMOを組み合わせることで、月額2,068円で月6GB使えるうえに、通話し放題とLINEデータフリーを同時に実現できます。

組み合わせ月額基本料金
楽天モバイル【3GBまで】月額1,078円
【20GBまで】月額2,178円
【20GB~無制限】月額3,278円
LINEMOLINEMOベストプラン】990円~2,090円
【LINEMOベストプランV】月額2,970円

楽天モバイルは通話用SIMとして利用します。Rakuten最強プランは月間データ利用量が3GB以下だと月額1,078円で維持できて、「Rakuten Linkアプリ」を使うと無料通話し放題です。ただし、OS標準の電話アプリから電話を発信すると30秒ごとに22円の通話料が発生するので注意しましょう。

LINEMOベストプランは3GB以下であれば月額990円、3GB超えて10GBまでは月額2,090円で利用できます。3GBを少しでも超えると月額料金が+1,100円増えてしまうので注意が必要です。

LINEMOベストプランVはahamoに対抗した料金プランで、月額2,970円で月30GB使えて1回5分以内の国内通話が無料になります。3GBや10GBじゃ足りないという人はLINEMOベストプランVを契約するといいでしょう。

LINEMOの大きな魅力は「LINEギガフリー」であることです。LINEアプリのトークはもちろん、音声通話・ビデオ電話のデータ消費もゼロ。データ容量を使い切っても(通信速度制限がかかっても)LINEアプリの通信速度は落ちません。日常的な連絡をほぼLINEで済ませる人にとっては大きなメリットになります。

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【楽天モバイル+povo】月額1,078円で通話し放題+サブ回線0円

メインは楽天モバイルで通話し放題を確保しつつ、povo2.0は「0円で持てる予備回線」としてキープしておく、とてもコスパの良い組み合わせです。

組み合わせ月額基本料金
楽天モバイル【3GBまで】月額1,078円
【20GBまで】月額2,178円
【20GB~無制限】月額3,278円
povo2.0基本料0円
データトッピング購入が必要

楽天モバイルが繋がりにくい場所では、povo2.0をサブ回線として切り替えて使えるため、日常利用の安定性もぐっと高まります。どちらか一方が電波状況の悪影響を受けても、もう一方で通信を確保できる可能性があるため、安く・効率的にデュアルSIMのメリットを得たいユーザーに特に向いている構成です。

楽天モバイルは通話用SIMとして利用します。Rakuten最強プランは月間データ利用量が3GB以下だと月額1,078円で維持できて、「Rakuten Linkアプリ」を使うと無料通話し放題です。ただし、OS標準の電話アプリから電話を発信すると30秒ごとに22円の通話料が発生するので注意しましょう。

povo2.0は基本料0円で、データトッピングを購入していない0GB状態でも通信速度最大128kbpsで最低限のデータ通信が可能です。ただし、ずっと完全0円で放置し続けることはできず、180日ごとに何かしらの有料トッピング購入が必要です。常時販売されているトッピングの中で最安は「データ使い放題(6時間)250円/回」で、180日に1回だけ購入すれば、180日で250円、1年で500円という非常に低コストでpovo2.0を維持できます。

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【楽天モバイル+IIJmio】合計月額1,928円で、月5GB使える+通話し放題

楽天モバイルとIIJmioを組み合わせると、月額1,928円で通話し放題+月5GB利用という、かなりコスパの高いデュアルSIM環境が作れます。

組み合わせ月額基本料金
楽天モバイル【3GBまで】月額1,078円
【20GBまで】月額2,178円
【20GB~無制限】月額3,278円
IIJmio

【2GBプラン】月額850円
【5GBプラン】月額950円
【10GBプラン】月額1,400円
【15GBプラン】月額1,800円
【25GBプラン】月額2,000円
【35GBプラン】月額2,400円
【45GBプラン】月額3,300円
【55GBプラン】月額3,900円

楽天モバイルは通話用SIM、IIJmioをデータ通信用SIMとして利用します。

楽天モバイルは通話用SIMとして利用します。Rakuten最強プランは月間データ利用量が3GB以下だと月額1,078円で維持できて、「Rakuten Linkアプリ」を使うと無料通話し放題です。ただし、OS標準の電話アプリから電話を発信すると30秒ごとに22円の通話料が発生するので注意しましょう。

データ通信はIIJmio側でまかないます。IIJmioの音声SIMカードや音声eSIMなら、2GBプランが月額850円から利用でき、5GB、10GB、25GBといった上位プランも比較的安価です。楽天モバイルで通話し放題を確保しつつ、IIJmioで2GBのデータ枠を追加する形にすれば、1,078円+850円=合計1,928円で、通話し放題に加えて月5GBまでデータ通信が使えます。普段のネット閲覧やSNS、地図アプリ、軽めの動画視聴ぐらいであれば、5GBあれば十分という人も多いはずです。

もう少しデータ容量が欲しくなった場合は、IIJmio側のプランを2GBから5GBや10GBに変更するだけで柔軟に対応できるのもメリットです。例えば、IIJmioを5GBプランに変えれば、楽天モバイル3GB+IIJmio 5GBで合計8GBという構成にもできますし、動画視聴が多い月だけ一時的に上位プランに変更することもできます。

また、データ通信専用でよければ、IIJmioのデータeSIMを選ぶことでさらに月額料金を抑えることも可能です。データeSIMなら2ギガが月額440円から契約できるため、「通話は楽天モバイルでしっかり確保しておきたいが、データは最低限あればいい」という人であれば、合計金額をさらに下げることもできます。

楽天モバイルは楽天回線、IIJmioは主にドコモ回線を利用しているため、キャリアを分散できるという意味でも、通信障害やエリアの相性に対するリスク分散効果が期待できます。

楽天モバイルの詳細はこちらから!

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IIJmioの詳細はこちらから!

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【povo2.0+IIJmio】合計月額850円で2ギガ使える、データeSIMなら440円

組み合わせ月額基本料金
povo2.0基本料0円
データトッピング購入が必要
IIJmio

【2GBプラン】月額850円
【5GBプラン】月額950円
【10GBプラン】月額1,400円
【15GBプラン】月額1,800円
【25GBプラン】月額2,000円
【35GBプラン】月額2,400円
【45GBプラン】月額3,300円
【55GBプラン】月額3,900円

povo2.0は通話用SIM、IIJmioはデータ通信用SIMとして使用します。

povo2.0は基本料0円で、データトッピングを購入していない0GB状態でも通信速度最大128kbpsで最低限のデータ通信が可能です。ただし、ずっと完全0円で放置し続けることはできず、180日ごとに何かしらの有料トッピング購入が必要です。常時販売されているトッピングの中で最安は「データ使い放題(6時間)250円/回」で、180日に1回だけ購入すれば、180日で250円、1年で500円という非常に低コストでpovo2.0を維持できます。

データ通信はIIJmio側でまかないます。IIJmioの音声SIMカードや音声eSIMなら、2GBプランが月額850円から利用でき、5GBプランや10GBプラン、さらに大容量の25GBプランなども比較的安価に提供されています。最もシンプルな構成は、povo2.0基本料0円とIIJmioの音声SIM 2GBプラン 月額850円を組み合わせるパターンで、この場合、合計月額850円で月2GB使えるデュアルSIM環境になります。

さらに、データ通信専用でよければ、IIJmioのデータeSIMを選ぶことで月額440円から運用することも可能です。povo2.0を通話用として持ちつつ、IIJmioのデータeSIMで必要最低限のデータ容量だけ確保する構成にすれば、音声通話とデータ通信の両方をかなり低コストで維持できます。povo2.0はau回線、データeSIMはドコモ回線なので、キャリアを分散できるという意味でも、通信障害やエリアの相性に対するリスク分散効果が期待できる組み合わせです。

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デュアルSIM構成時によく使われるサブブランド・格安SIMの料金プラン・特徴まとめ

【ahamo(アハモ)】月30GB+1回5分以内の国内通話無料+海外でも30GB使えて月額2,970円

ahamoではドコモの高品質な回線を利用できます。

ドコモとahamoの通信エリアは同じです。「ドコモだと通信できるけどahamoだと通信できないエリアがある」「ドコモとahamoは電波が違う」みたいなことは絶対にありません。ドコモ同様の安定した通信も期待できるでしょう。

4Gネットワークだけでなく5Gネットワークにも対応しているので、高速・大容量のドコモの瞬速5Gをahamoでも体験できます。

ahamoは月額2970円(機種代金別途)で月間データ容量は20GBで、20GB超過後は通信速度最大1Mbpsで通信できます。

データ容量80GBを1,980円で追加可能な「大盛りオプション」を組み合わせることで、テザリングでの利用を含めて毎月合計100GBが月額4950円で利用できます。100GB超過後は最大1Mbpsでデータ通信できます。

 ahamo大盛り内訳
ahamo大盛りオプション
毎月の利用料金4,950円2,970円+1,980円
利用可能なデータ容量110GB30GB+80GB
容量超過時の通信速度1Mbps1Mbps
データ容量追加550円/GB550円/GB
テザリング
100GB

30GB

+80GB
海外ローミング
110GBまで無料

30GBまで無料

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【povo2.0】基本利用料0円で、必要に応じてデータを購入して使う

povo2.0は、2021年9月27日午前9時から提供されているauのオンライン専用料金プランです。使用回線はもちろんau回線です。

povo2.0は格安SIMではなくauのオンライン専用料金プランなので、auとpovo2.0の通信品質は同等と考えてよいでしょう。通信エリア・通信速度・通信品質どれも安定しています。

「povo2.0」は、基本料0円のベースプランを契約のうえ、「通話トッピング」や「データトッピング」を、必要な時にいつでも自由に購入し利用できるプランです。

項目内容
初期費用
(契約事務手数料)
0円
基本料0円
データ容量0GB
データ容量が0GBの場合の通信速度最大128kbps
国内通話料30秒あたり22円
データトッピング

【データ使い放題(6時間)】 250円/回
【データ使い放題(24時間)】 330円/回
【データ使い放題(7日間)12回分】 9,834円/回
【データ追加1GB(7日間)】 390円/回
【データ追加3GB(30日間)】 990円/回
【データ追加5GB(30日間)】1,380円/回
【データ追加1GB(180日間)】 1,260円/回
【データ追加30GB(30日間)】 2,780円/回
【データ追加60GB(90日間)】 6,490円/回
【データ追加90GB(90日間)】7,980円/回
【データ追加300GB(90日間)】 9,834円/回
【データ追加150GB(180日間)】 12,980円/回
【データ追加60GB(365日間)】13,200円/回
【データ追加180GB(180日間)】14,880円/回
【データ追加120GB(365日間)】 21,600円/回
【データ追加360GB(365日間)】 26,400円/回
【360GB(365日間)+Amazonプライム(1年間)】29,900円
【120GB(365日間)+Amazonプライム(1年間)】25,100円
【60GB(365日間)+Amazonプライム(1年間)】16,700円

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【LINEMO(ラインモ)】3GBが月額990円+LINEデータフリー

LINEMOは2021年3月17日から提供されているソフトバンクのオンライン専用ブランドです。

LINEがデータ容量を消費せずに使い放題となる「LINEギガフリー」を提供する他、サービスの契約など全ての手続きをオンライン上で、簡単な操作で完了することができます。LINEMOは、ソフトバンクの自社ブランドとして、“ソフトバンク”および“ワイモバイル”と同じネットワーク、同じ品質で各種サービスを利用できます。

LINEMOベストプランVLINEMOベストプラン
初期費用
(契約事務手数料)
3,850円3,850円
月間データ容量月30GB月3GB~10GB
月額基本料金月額2,970円【3GBまで】月額990円
【3GB~10GB】月額2,090円
通話料1回5分以内の国内通話無料30秒ごとに22円
LINEギガフリー対応対応
月間データ容量超過後の通信速度【30GB超~45GB】1Mbps
【45GB超】128kbps
【10GB超~15GB】300kbps
【15GB超】128kbps
eSIM対応対応

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【楽天モバイル】月3GBまで1,078円+Rakuten Linkで通話かけ放題

価格が最強 圧倒的な低価格

2023年6月から提供している「Rakuten最強プラン」は、パートナー回線エリア内の高速データ容量制限を撤廃し、楽天回線エリアとパートナー回線エリアを合わせた4G人口カバー率99.9%の通信エリアにおける高速データ通信を利用できます。

月間データ利用量が3GB以下の場合は1,078円、3GBを超え20GB以下の場合は2,178円、20GBを超えた場合はデータ利用量の上限なく税込3,278円のシンプルなワンプランです。

また、「Rakuten Link」を使用した場合、国内通話・SMS送受信が無料となります。

楽天モバイルの詳細はこちらから!

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【mineo(マイネオ)】料金プランが豊富で3GBが月額880円から使える

mineoは、データ通信のみ可能な「シングルタイプ」(データSIM)と、データ通信と音声通話が利用可能な「デュアルタイプ」(音声通話SIM)があります。データ通信だけしたいのか、音声通話もしたいのかよく考えましょう。

mineoには「マイピタ」と「マイそく」の2つのプランがあります。

マイピタは、基本データ容量で選ぶプランです。3GB、7GB、15GB、30GB、50GBの5つのデータ容量から選んで契約できます。

マイそくは、通信速度で選ぶデータ通信が使い放題になるプランです。通信速度の違いによって、スタンダード(最大1.5Mbps)、プレミアム(最大5Mbps)、ライト(最大300kbps)、スーパーライト(最大32kbps)の4プランが用意されています。マイそくはどちらかというと上級者向けです。

料金プランデュアルタイプ
月額基本料金
シングルタイプ
月額基本料金
マイピタ【3GB】月額1,298円
【7GB】月額1,518円
【15GB】月額1,958円
【30GB】月額2,178円
【50GB】月額2,948円
【3GB】月額880円
【7GB】月額1,265円
【15GB】月額1,705円
【30GB】月額1,925円
【50GB】月額2,695円
マイそく【プレミアム】月額2,200円
【スタンダード】月額990円
【ライト】月額660円
【スーパーライト】月額250円
【プレミアム】月額2,200円
【スタンダード】月額990円
【ライト】月額660円
【スーパーライト】提供なし

【IIJmio】2GBが月額850円から使える、大容量プランもあり

IIJmioは音声SIM/音声eSIM契約時はドコモ回線またはau回線を選べて月額850円から、データeSIM契約時はドコモ回線で月額440円から利用できます。

【2GBプラン】月額850円
【5GBプラン】月額950円
【10GBプラン】月額1,400円
【15GBプラン】月額1,800円
【25GBプラン】月額2,000円
【35GBプラン】月額2,400円
【45GBプラン】月額3,300円
【55GBプラン】月額3,900円

  • 余ったデータ容量は翌月繰越できて、家族で利用するならデータ量をシェアできる
  • データ容量を使いたくないときに、会員専用ページや専用アプリから最大300kbpsの速度に切り換えることが可能
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デュアルSIMにして利用する際に考えること・注意すること

デュアルSIM対応端末であることが大前提

デュアルSIMで運用したい場合は、そもそも使いたいスマホがデュアルSIMに対応しているかどうかを最初に必ず確認する必要があります。対応していない端末では、いくら回線を用意しても2回線同時利用はできません。

デュアルSIMの組み合わせパターンは以下の3パターンがあります。

  • SIMカード+SIMカードのデュアルSIM
  • SIMカード+eSIMのデュアルSIM
  • eSIM+eSIMのデュアルSIM

自分のスマホがどの組み合わせに対応しているのか、メーカーサイトや仕様一覧、キャリアの商品ページなどでしっかり確認してから、どの回線をどう組み合わせるか検討するようにしましょう。

回線の組み合わせはどうするか?

メイン回線がドコモ回線なら、サブ回線はau回線/ソフトバンク回線/楽天モバイル回線を選ぶといいでしょう。

メイン回線がau回線なら、サブ回線はドコモ回線/ソフトバンク回線/楽天モバイル回線を選ぶといいでしょう。

メイン回線がソフトバンク回線なら、サブ回線はドコモ回線/au回線/楽天モバイル回線を選ぶといいでしょう。

iPhoneではmineoとIIJmioのデュアルSIM運用は不可能

iPhoneはAPN構成プロファイルを1つしかインストールできない仕様のため、mineoとIIJmioのように「どちらもiPhoneでデータ通信を使うにはAPN構成プロファイルのインストールが必須な格安SIM」を2枚組み合わせてデュアルSIM運用することはできません。

データ通信で利用するSIMを頻繁に切り替えたい場合、AndroidスマホであればSIMごとにAPN設定を保存しておけますが、iPhoneはSIMごとに別々のAPN構成プロファイルを持てないため、この点では不利です。

iPhoneでデュアルSIMを前提にするなら、「APN構成プロファイルのインストールが不要な回線」を組み合わせるのがオススメです。

具体的には、ahamo、povo2.0、LINEMO、楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイルといったキャリア・サブブランドは、iPhoneにSIMやeSIMを設定するだけで自動的にAPNが設定されるため、プロファイル不要でそのままデータ通信が使えます。

デュアルSIMにする意義・メリットまとめ

  • 【最大の目的】異なるキャリア回線を持つことで、通信障害・大規模災害で繋がりにくくなったときのリスク分散
  • 仕事用の携帯電話番号とプライベート用の携帯電話番号が1台のスマホで利用できる
  • 音声通話は「通話かけ放題」契約のSIM、データ通信は「大容量の格安SIM」という使い分けができる
  • 音声通話で使用する回線を固定できるし、都度選択することも可能
  • メイン回線のキャリアだと電波の調子が悪い場所でも、サブ回線のキャリアに切り替えればデータ通信が快適になることがある
  • SIMカードAで月間データ容量がゼロになっても、SIMカードBに切り替えれば高速データ通信ができる
  • SIMを好きな組み合わせで使える

異なるキャリア回線を持つことで通信障害や災害時のリスク分散になる

デュアルSIMにする最大の目的は、異なる携帯電話会社の回線を持つことで、通信障害や大規模災害などで繋がりにくくなったときのリスクを分散することです。

1社だけに回線を任せていると、そのキャリアで障害が発生した瞬間にデータ通信も音声通話も一気に使えなくなりますが、別キャリアの回線をもう1本持っていれば、どちらか一方が生きている限り最低限の連絡手段を確保しやすくなります。

普段の利用でもデュアルSIMは有効です。ビルの中や地下など、メイン回線の電波が弱くなりやすい場所で繋がりづらくなったときに、サブ回線側(異なるキャリア回線)へ切り替えることで、スムーズにデータ通信できる可能性があります。

実際に2022年7月2日にはauで大規模障害が発生し、au回線ではデータ通信や音声通話ができない状態が続きましたが、その間もドコモやソフトバンクの回線では問題なく利用できていました。こうした事例を見ると、キャリアを分けて持っておくこと自体が大きな保険になると分かります。

SIM(電話番号)を用途によって使い分けできる

デュアルSIM対応スマホなら、1台のスマホに2つの電話番号を持たせることができます。

これにより、仕事用の携帯電話番号とプライベート用の携帯電話番号を1台のスマホで使い分けることが可能になります。

例えば、取引先のAさんには仕事用番号から発信し、友人のBさんには個人用番号から発信するといった設定ができますし、連絡先に登録されていない番号には自動的に個人用で発信するといったルールも自分で決められます。

電話をかける前に、どちらの番号から発信するかを都度切り替えることも可能です。

通話用とデータ用で回線を分けて通信費を節約できる

デュアルSIMを活かせば、通話用とデータ通信用で回線を分けて運用し、通信費を抑えることもできます。

たとえば、音声通話はキャリアやサブブランドの通話かけ放題オプション付きのプランに任せ、データ通信は大容量で安い格安SIMを別途契約してそちらを使う、といった構成が代表的です。

サブ回線としてデータ通信専用の格安SIMだけを追加する場合、例えば mineo のシングルタイプ20GBが月額1,925円から、IIJmio のデータeSIMなら20GBが月額1,650円から利用できます。

メイン回線は今のまま通話中心に使い、データだけ格安SIM側に逃がすことで、トータルのスマホ料金を抑えやすくなります。

データ通信に使う回線を状況に応じて切り替えられる

デュアルSIMでは、状況に応じて「モバイルデータ通信に使う回線」を手動で切り替えて利用できます。

普段はahamoのドコモ回線でデータ通信を行い、ドコモ回線の電波が弱い場所にいるときだけpovo2.0に切り替える、といった使い方もできます。

また、ahamoで月間データ容量の30GBを使い切って速度制限がかかったときに、povo2.0側へ切り替えてデータトッピングを購入して月末までしのぐ、といった柔軟な運用も可能です。

デュアルSIMのデメリット・注意点を解説

  • eSIM利用時でもSIMロック解除必須
  • ドコモFOMA SIMを使おうとする人はトラブルにハマりやすい
  • 複数キャリアでトラブルが発生するような天災・大地震が発生したらどうしようもない
  • 格安SIMは昼休み・通勤時間帯に通信速度が低下する傾向にある
  • 2回線持つことになるので、維持費はこれまでよりも確実に高くなる
  • キャリアから販売されているAndroidスマホはeSIM対応機種が少ない
  • 物理SIMカードを2枚入れるとmicroSDカードが使えなくなることがある(排他仕様)
  • バッテリーの減りが速くなったと感じる人がいる

同じキャリア回線ではリスク分散にならないため、別キャリアと組み合わせること

もしもあなたがデュアルSIMにしたい理由が通信障害や災害時のリスク分散である場合は、必ず異なるキャリア回線を組み合わせるようにしましょう。

たとえば、、ahamo(ドコモ回線)を使っている人がサブ回線を契約してデュアルSIMにして利用する場合は、au回線のpovo2.0や、ソフトバンク回線のLINEMOを選ぶのが最適です。

逆に、同じキャリア回線の組み合わせでは意味がありません。理由はシンプルで、そのキャリアで障害が起きた場合、同じネットワークを利用するサブブランドや格安SIMもまとめて使えなくなるためです。

たとえば、auで大規模障害が発生すると、povo2.0、UQモバイル、au回線の格安SIMもすべて巻き込まれます。音声通話やデータ通信が利用しづらい、もしくは全く利用できなくなります。つまり、au本体が繋がらない状況では、サブブランドや格安SIMだけが通常どおり使える、ということは一切ありません。

このように、「キャリアを分ける」こと自体が最大の対策になります。

AndroidスマホはmicroSDが使えなくなる機種がある(排他仕様)

Androidスマホの中には、物理SIMカード2枚でデュアルSIMに対応しているものの、SIMスロットの構造が少し特殊な機種があります。

よくあるパターンが、

  • SIMスロット1 : 物理SIMカード(nanoSIM)専用
  • SIMスロット2 : 物理SIMカード(nanoSIM)またはmicroSDカードのどちらか1つだけ搭載できるスロット

という「排他仕様」です。

このタイプのスマホで物理SIMカードを2枚入れてデュアルSIM運用したい場合、SIMスロット2にはSIMカードを入れることになるため、microSDカードを挿すスペースがなくなり、結果としてmicroSDは利用できなくなります。

写真や動画、アプリのデータをmicroSDに保存したい人にとっては大きなデメリットになり得るので、デュアルSIM前提でAndroidスマホを選ぶときは、購入予定のスマホのSIMカード周りの仕様を確認しておきましょう。

デュアルSIMにするとバッテリーの減りが速いと感じる人がいる

AndroidスマホやiPhoneでデュアルSIM環境を構築して利用していると、バッテリーの減りが速くなったと感じる人がいるようです。

この記事を書いている私は普段からデュアルSIMを利用していますが、別にバッテリーの減りが早くなったなんて感じたことは一度もありません。

ちなみに、電波が弱いときはスマホの電池の消耗が早くなります。 電波の悪い場所にいたからバッテリーの減りが速くなったのでは?と思いますが、通信環境は人それぞれなので不明です。

ケータイ電話は、受ける電波の強さによって出力する電波の強さ(電力)を調整しています。 基地局から遠くなると送信する電力は大きくなるので電池の消耗が早くなります。 また、「圏外」表示のように電波がまったく届かない状態のときは、電波を繰り返し探す動作をします。 その場合は、より電池の消耗が早くなります。

電波の特性 | 通信・エリア | NTTドコモ

デュアルSIMの設定方法・手順を解説

SIMカード+SIMカード

  • SIMカードをそれぞれSIMスロットに取り付ける
  • 必要に応じてAPN設定を行う
  • データ通信、音声通話、SMS送信に使うSIMを選択する

2枚の物理SIMカードを、それぞれのSIMスロットへ挿入します。機種によってはSIM1専用、SIM2/microSD排他スロットなど構造が異なるため、スロット形状を事前に確認しておきましょう。

SIMカード+eSIM

  • SIMカードをSIMスロットに取り付ける
  • eSIMプロファイルを端末にダウンロードする
  • 必要に応じてAPN設定を行う
  • データ通信、音声通話、SMS送信に使うSIMを選択する

まずSIMカードを端末に挿入し、続いてeSIMプロファイルを端末にダウンロードします。通信事業者から案内されるQRコードを読み取るか、アプリ経由で追加する流れが一般的です。

eSIM+eSIM

  • eSIMプロファイルを端末にダウンロードする
  • 必要に応じてAPN設定を行う
  • データ通信、音声通話、SMS送信に使うSIMを選択する

物理SIMを使わないため、2つのeSIMプロファイルを端末に追加することでデュアルSIM運用が可能になります。

eSIMプロファイルを端末にダウンロード方法は通信事業者から案内されるQRコードを読み取るか、アプリ経由で追加する流れが一般的です。

iPhoneの通話・データ通信で使用するSIMはいつでも・何回でも変更可能

iPhoneの通話・データ通信で使用するSIMは、いつでも何回でも自由に変更できます。

「設定」アプリ→「モバイル通信」を選択して、モバイル通信画面内にある「デフォルトの音声回線」、「モバイルデータ通信」でそれぞれの好きなSIMを設定してください。

電話をかけるときには、電話をかける前に使用する回線の切替も可能になっているのでご安心ください。

モバイル通信に使用するSIMの設定方法

方法
  1. 「設定」を開く
  2. [モバイル通信]または[モバイルデータ通信]をタップ
  3. [モバイルデータ通信]をタップ
  4. モバイルデータ通信に使いたい番号をタップ

なんてことが起こる可能性があります。

音声回線に使用するSIMの設定方法

  1. 「設定」を開く
  2. [モバイル通信]または[モバイルデータ通信」をタップ
  3. [デフォルトの音声回線]をタップ
  4. 音声回線に使いたい番号をタップ

メッセージに使用するSIMの設定方法

  1. 「設定」を開く
  2. [メッセージ]をタップ
  3. [送受信]をタップ
  4. iMessageに使いたい番号をタップ

FaceTimeに使用するSIMの設定方法

  1. 「設定」を開く
  2. [FaceTime]をタップ
  3. [FaceTime着信用の連絡先情報]、[発信者番号]にそれぞれに使いたい番号をタップ
  4. FaceTimeに使いたい番号をタップ
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