
povo2.0は家族で契約してもおトクにならない?割引・家族間通話を徹底解説。

サイバーバード
私は実際に楽天モバイルのRakuten最強プランを契約して利用しています。(2020年4月15日から契約中)
その実体験をもとに、通信速度・利用可能エリア・海外ローミングなどを自ら検証しています。単なるアンケートや口コミを集めた「エアプ」情報や外注WEBライターのコタツ記事ではない、契約者としてのリアルな使用感を踏まえて解説しています。

povo2.0には家族割や家族間無料通話はない
povo2.0を家族で契約しても、家族割引は受けられない
povo2.0には「家族割引」や「回線数に応じた割引サービス」が用意されていません。そのため、家族で複数回線を契約しても月額料金が安くなることはなく、特典もありません。
auのように家族回線が増えるほど割引が適用される仕組みはないので、単純に1回線ごとに基本料ゼロ円+利用したトッピング分の料金を支払う形になります。
povo2.0を家族で契約しても、家族間通話無料にならない
povo2.0では、同一家族で複数回線を契約しても家族間の通話が無料になる特典はありません。
ただし、今どきの家族であればLINE通話を利用しているため、この点を不便に感じるケースは少ないでしょう。
povo2.0はauの「家族割プラス」(家族割引)の対象外
povo2.0は、auの提供している「家族割プラス」の割引・カウント対象外になります。
家族割プラスは、対象料金プランに加入している家族の人数に応じて、月々の料金を割り引くサービスです。たとえばauバリューリンクプランを家族で2人契約しているときは毎月660円割引、3人以上契約している場合は毎月1,210円割引されます。
しかし、povo2.0はauの契約回線数にカウントされません。そのためauユーザーがpovo2.0へ乗り換えると、家族割プラスの契約回線数が減り、残っている家族のau回線の割引額が少なくなる、あるいは割引自体が適用されなくなる可能性があります。
結果として、家族全体のauの通信料金がこれまでより高くなってしまう可能性がある点に注意が必要です。
povo2.0はauの「家族割」(家族間通話無料)の対象外
povo2.0は、auの提供している「家族割」の対象外になります。
家族割は、家族間の国内通話やSMS送信が24時間無料になる割引サービスです。
povo2.0はこのサービスの割引対象外となるため、家族の中でau回線を利用している人と、povo2.0を契約している人が通話しても無料にはなりません。この場合、通常どおり30秒あたり22円の通話料が発生します。
ただし今どきの家族であれば、家族との通話はLINEを使っているはずなので、大きなデメリットと感じる人は少ないでしょう。
「povo 早期申込家族割プラス特典」はpovo1.0のみ。povo2.0は一切関係ない
「povo 早期申込家族割プラス特典」は、povo1.0を早期契約した人に対してauの「家族割プラス」のカウント対象に含めてあげるよ、という特典です。
この特典は、povo1.0の受付期間中に申し込んだ場合にのみ有効でした。povo1.0の新規受付は終了したため、この特典の受付もすでに終了しています。また、povo2.0の契約者はこの特典とは一切関係ありません。
適用を受けるためには以下の条件が必要でした。
- 受付期間中にpovo1.0を契約すること
- そのpovo1.0回線を「家族割プラス」に申し込むこと(auからpovo1.0へ番号移行した場合も含む)
なお、povo1.0の受付終了後も「家族割プラス」自体への申し込みは可能ですが、新規にpovo回線をカウント対象にすることはできません。
povo1.0を契約したユーザーは、家族割プラスに加入している家族グループのカウント対象として扱われました。これにより、家族全体の回線数が増え、割引額が大きくなるメリットがありました。