
楽天モバイルの5G対応周波数帯/4G(LTE)対応周波数帯(バンド)、プラチナバンドのまとめや解説を行っています。

サイバーバード
私は実際に楽天モバイルのRakuten最強プランを契約して利用しています。(2020年4月15日から契約中)
その実体験をもとに、通信速度・利用可能エリア・海外ローミングなどを自ら検証しています。単なるアンケートや口コミを集めた「エアプ」情報や外注WEBライターのコタツ記事ではない、契約者としてのリアルな使用感を踏まえて解説しています。

楽天モバイルの5G/4G(LTE)とは?
楽天モバイルにおいて、現在モバイルデータ通信を行うために用いられている通信規格には「5G」「4G(LTE)」の2種類が存在します。
「5G」は最新の通信規格です。現在利用範囲が広がりつつあり、高速で大容量、低遅延、多数同時接続の通信が可能になります。段々とSIMフリーPCにも導入され始めています。なお楽天モバイルではまだまだです。
「4G(LTE)」は今現在最も一般的な通信規格。LTEと4Gはほぼ同義で、SIMフリーPCを購入する上では快適な通信環境を得るためにも4G(LTE)の周波数帯をチェックすることは重要です。
4G(LTE)は更に2種類にわかれ、Band 1~32をFDD-LTE、Band 34~44をTD-LTEと呼びますが、日本においては主にFDD-LTEが用いられています。
自分の住んでいる地域はどうなんだ、という人は公式サイトでサービスエリアが確認できます。→通信・エリア | 楽天モバイル
ここからは各通信規格の対応している周波数帯について解説していきます。
周波数とは、数値が低いほど障害物に強く広いエリアで使われます。数値が高いほど障害物に弱く特定のエリアにしか対応していませんが、その分対応していれば高速な通信が可能となります。
楽天モバイルの5G対応周波数帯一覧・解説
| 周波数帯 | 周波数 | 備考 | |
|---|---|---|---|
| Sub-6 | n77 | 3.8~3.9GHz | 楽天モバイルの5G主要周波数帯 n78を内包している |
| ミリ波 | n257 | 27.0GHz~27.4GHz | 5Gの真価を発揮する周波数帯 |
5Gの周波数帯は主に、Sub-6とミリ波に分類されます。楽天モバイルでは、Sub-6としてn77、ミリ波としてn257が割り当てられています。
基本的な5G通信にはSub-6が対応し、更に高速な通信を行うにはSub-6に加えてミリ波に対応していることが求められます。
なお楽天モバイルでは5Gが利用できるエリアはわずかです。まだまだです。
n77(4.0~4.1GHz)
| 端末スペックに記載されている対応周波数 | 楽天モバイル回線で利用の可否 | |
|---|---|---|
| n77 | n78 | |
| ○ | ○ | 利用できる |
| ○ | ✕ | 利用できる |
| ✕ | ○ | 利用できない |
| ✕ | ✕ | 利用できない |
Sub-6と呼ばれ、楽天モバイルにおける5Gの主要周波数帯です。
端末がn77に対応していれば5Gを利用することができます。
なお、n78という周波数帯が存在するのですが、n78はドコモとauのみ利用可能で、楽天モバイルは割り当てられていません。
つまり、端末がn78対応、n77非対応だった場合、n78に対応していない楽天モバイルでは利用できません。複雑でわかりにくい部分です。
n257(29.1GHz~29.5GHz)
ミリ波と呼ばれる周波数帯です。
5Gが最終的に目指している「高速で大容量」「低遅延」「多数同時接続」を可能にするために必要な周波数帯です。
高周波数なため障害物に非常に弱く、今まで利用されませんでしたが、快適な通信環境を得るために利用されることなりました。
障害物に弱いということは広い地域でまんべんなく対応させることは難しいため、一部の都心部などの主要地点を中心に対応しています。
楽天モバイルの4G/LTE対応周波数帯(バンド)一覧・解説
| Band | 周波数 | 備考 |
|---|---|---|
| LTE Band 3 | 1.7GHz | 楽天モバイルの主要周波数帯 楽天回線で利用 |
| LTE Band 18/26 | 800MHz | auから借りている(ローミング)周波数帯 パートナー回線で利用 |
| LTE Band 28 | 700MHz | プラチナバンド 建物内や地下で繋がりやすくなる |
Band 3(1.7GHz)
楽天モバイルの主要周波数帯です。楽天回線で利用されています。
楽天モバイルの楽天回線に対応しているエリアでは、楽天回線に繋げるためにBand 3に対応していることが必須となります。
楽天モバイルから販売されている端末はBand 3には絶対に対応しています。
ドコモ、au、ソフトバンクや日本で発売されているSIMフリー端末はBand 3に対応している可能性が非常に高いですが、きちんと確認しましょう。
Band 18/26(800MHz)
楽天モバイルのパートナー回線の周波数帯です。パートナー回線に対応しているエリアでは必須となります。
Band18/26はauから回線を借りている周波数帯です。(ローミングといいます)
Band 26にはBand 18が含まれているため、Band 18もしくはBand 26のどちらかにでも対応していれば大丈夫です。
Band 28(700MHz) ※プラチナバンド
2024年6月より運用が開始されたプラチナバンド。
低周波数帯で、建物内や地下など障害物がある場所でも繋がりやすくなります。
東京からエリアが順次広がっていくようで、まだごくわずかの地域でしか利用できません。
楽天モバイルのプラチナバンドついてもう少し詳しく解説
プラチナバンドは2024年6月27日に商用サービス開始
| 2023年10月23日 | 特定基地局開設計画(“プラチナバンド” 700MHz帯割当)の認定 |
|---|---|
| 2024年4月30日 | プラチナバンド 700MHz帯の試験電波発射を開始 |
| 2024年6月27日 | プラチナバンド 700MHz帯の商用サービスを開始 |
楽天モバイルは2024年6月27日にプラチナバンドの商用サービスを開始しました。
プラチナバンドは、広いエリアカバーが可能で、電波がビル等の障害物があっても回り込みやすく、また屋内や地下でも浸透しやすいという特性があります。ドコモ/au/ソフトバンクはみんなプラチナバンドを持っていますが、楽天モバイルだけはプラチナバンドを持っていませんでした。
プラチナバンドのメリットは「繋がりやすさ」の大幅な改善が期待できること
プラチナバンドは、建物の中や地下、山間部などの電波が届きにくい場所でも届きやすい特性を持っており、これまで「楽天モバイルは電波が不安」と感じていたユーザーにとって、大きな前進と言えます。
これまで楽天モバイルは、高周波帯の周波数(LTE Band 3=1.7GHz帯)を中心に展開しており、屋内やビル陰ではつながりにくいことが課題でした。しかし、プラチナバンドの運用が始まることで、ドコモ・au・ソフトバンクのような「どこでもつながる安心感」に一歩近づいた形になります。
もちろん、プラチナバンドのエリア整備には時間がかかるため、現時点では限定的な地域にとどまりますが、中長期的にはエリア品質・通話品質の向上につながり、楽天モバイルの信頼性を高める基盤になるといえるでしょう。
全国どこでもプラチナバンドで通信できるわけではない
楽天モバイルのプラチナバンドは順次整備されていきます。2024年6月27日に商用サービス開始=全国いつでもどこでも津々浦々でプラチナバンドで通信できるわけではないです。
現時点では、◯◯県✕✕市の△△町にあるプラチナバンドの電波を出している基地局を見つけて、その周辺に行くとプラチナバンドで通信できる、とかそういうレベルです。「楽天モバイル プラチナバンド 基地局」で検索すると、有志が基地局の場所をまとめたサイトが出てくるので見てみてください。どこそれみたいな場所にありますよ。
プラチナバンド=通信速度が速いわけではない
プラチナバンドの周波数帯は他と比べて低いため、一定の時間内に送受信できる情報量は他の周波数帯よりも少なくなっています。同じ量のデータを送るためには、他の周波数帯よりも長い時間を要します。
3Mhz幅✕2しか割り当てられていないので、理論上の通信速度は期待できない
楽天モバイルのプラチナバンド(LTE Band 28)は、建物内や地下でもつながりやすくなるというメリットがありますが、実は通信速度が遅めというデメリットも存在します。
上級者向けの話になりますが、楽天に割り当てられたプラチナバンドの通信速度は、理論上は下り最大30Mbps/上り最大11Mbps程度とされており、決して速いわけではありません。繋がりやすくなることは期待できますが、「高速通信ができる」というわけではありません。
そのため、動画視聴や大容量データ通信にはやや不向きです。
楽天モバイルのサービスエリアを確認する方法
プラチナバンドのエリアを確認する方法はない
楽天モバイルはプラチナバンドの提供エリアを公開していません。
つまり、「どの市町村・どの通りに基地局があるか」といった具体的な情報は一切開示されておらず、ユーザーが自力で確認する必要があります。
myエリア通信シミュレーションで確認する
楽天モバイルの公開している、my エリア 通信シミュレーションで、自宅やモバイルをよく使う場所を入力すると、すぐに楽天モバイルの電波状況をシミュレーションできます。
AAA ご自宅◎、その他のエリアが◎か○
AA ご自宅○、その他のエリアが◎か○
A ご自宅◎、その他のエリアに△または「準備中」あり
B ご自宅○、その他のエリアに△または「準備中」あり
C ご自宅が△または「準備中」
◎ 全域で快適にご利用いただけます(面積の97%以上で電波良好)。
◯ ほとんどのエリアで快適にご利用いただけます(面積の80%以上で電波良好)。
△ おおむね快適にご利用いただけますが、一部のエリアで改善を行っています。
サービスエリアマップで確認する

楽天モバイルの公開している、通信・エリア | 楽天モバイルで通信可能エリアを確認できます。
なお、確認できるのは5Gミリ波、5G Sub6、4G LTEエリアのみです。プラチナバンドに該当するLTE Band 28のエリア情報は含まれていないため、「この場所がプラチナバンドでつながるか」は確認できません。
都道府県別エリア情報で確認する
都道府県別エリア情報 | 通信・エリア | 楽天モバイルにて、各都道府県と主要都市に関するサービスエリアマップやショップ情報を案内しています。


