
AppleStore(アップルストア)で購入したiPhoneをドコモで使う方法を解説やメリットを解説。
AppleStoreで購入したSIMフリー版iPhoneをドコモで使うときの基礎知識
iPhone 16シリーズ/iPhone SE(第3世代)まではSIMカードとeSIMどちらも利用可能
iPhone 16シリーズやiPhone SE(第3世代)までは、物理SIMカードとeSIMのどちらにも対応しています。
これまでドコモで使っていた物理SIMカードをそのまま差し替えて使うこともできますし、eSIMへ変更して利用することも可能です。
iPhone 17シリーズ/iPhone Air以降の機種はeSIMのみ対応
iPhone 17シリーズやiPhone Air以降のモデルは、物理SIMスロットが廃止されており、eSIM専用の仕様になっています。
ドコモで使う場合も、これらの機種では必ずeSIMでの開通手続きが必要です。これまでのSIMカードように差し替えて使う」という方法は利用できないため、iPhoneのeSIMクイック転送機能を利用するか、ドコモオンライン手続きや店頭でeSIM発行を行ってから利用開始する形になります。
日本で販売されているiPhoneはSIMフリー版もキャリア版も仕様は同じ
日本で販売されているiPhoneは、Apple StoreのSIMフリー版も、ドコモなどのキャリア版も、内部の仕様や性能はまったく同じです。対応している通信バンドや機能に差はなく、どちらを買っても本体そのものの品質や性能が変わることはありません。
ドコモでは、「ドコモのSIMカードを他社のSIMフリー端末に挿入して利用される場合、ドコモでは原則、動作確認などを実施しておらず、一切の動作保証を行いません。」という記載があり、「SIMフリー版はちゃんと動くのか不安」という心配する人がいますが、実際は日本向けに販売されているiPhoneであれば、ドコモの回線でも問題なく利用できるのでご安心ください。
AppleCare+への加入がオススメ
Apple Store等でSIMフリー版iPhoneを購入する場合は、購入と同時にAppleCare+への加入をオススメします。
AppleCare+に加入している場合は、画面割れや本体交換といったトラブルでも定額料金で対応してもらえます。たとえば、画面または背面ガラスの損傷に対するサービス料は3,700円、液体による損傷など、過失や事故によるそのほかの損傷に対するサービス料は12,900円です。
AppleCare+加入していない場合でも修理自体は可能ですが、かなり高額なサービス料が発生します。過去iPhoneを壊したことがある人は、iPhone購入時にAppleCare+に加入したほうがいいでしょう。
データ移行はクイックスタートが便利
iPhone同士で機種変更する場合は、クイックスタートを使うのがもっとも簡単で確実です。古いiPhoneと新しいiPhoneを近づけるだけで、Apple IDの設定からアプリ、写真、設定までほとんど自動で移行できます。
まず、新しいiPhoneの電源を入れて、今使っているiPhoneを近くに置くと、新しい端末側に「クイックスタート」が表示されます。このとき、今使っているほうがWi-Fiに接続されていて、Bluetoothがオンになっている必要があります。画面の案内に従って進めていくと、Apple IDの引き継ぎ、Face ID/Touch IDの設定、新しい端末の基本設定までまとめて進めてくれます。
ドコモオンラインショップはこちらから!
ドコモオンラインショップ : https://onlineshop.docomo.ne.jp/に移動します
AppleStoreで購入したSIMフリー版iPhoneをドコモで利用するメリット
端末がキャリアに囚われない
Apple Storeで購入したSIMフリー版のiPhoneをドコモで使う一番のメリットは、端末がキャリアに縛られないことです。
ドコモで使いながらも、将来ワイモバイルや楽天モバイルなど別の回線に乗り換えたくなったとき、そのままSIMやeSIMを入れ替えるだけで使い回せます。端末と回線を完全に切り離して考えられるので、「とりあえず端末はiPhoneで固定しておいて、回線はお得なところに乗り換えていく」という柔軟な運用がしやすくなります。
ドコモオンラインショップで購入するよりも端末代金が安い
コモオンラインショップで買うよりApple Storeで買ったほうが端末代金が安くなるケースが多く、結果的にトータルコストを抑えられる可能性があります。キャンペーンやポイント還元を考慮しても、純粋な本体価格だけならApple StoreでSIMフリー版を購入したほうが有利、というパターンはよくあります。
iPhone 17シリーズのドコモとAppleStoreの販売価格の比較は以下の通り。
| 機種 / 容量 | ドコモ | SIMフリー | 差額(ドコモ-SIMフリー) |
|---|---|---|---|
| iPhone 17 | |||
| 256GB | 152,900円 | 129,800円 | +23,100円 |
| 512GB | 199,870円 | 164,800円 | +35,070円 |
| iPhone 17 Pro | |||
| 256GB | 214,940円 | 179,800円 | +35,140円 |
| 512GB | 266,970円 | 214,800円 | +52,170円 |
| 1TB | 309,980円 | 249,800円 | +60,180円 |
| iPhone 17 Pro Max | |||
| 256GB | 240,900円 | 194,800円 | +46,100円 |
| 512GB | 284,900円 | 229,800円 | +55,100円 |
| 1TB | 328,900円 | 264,800円 | +64,100円 |
| 2TB | 399,850円 | 329,800円 | +70,050円 |
ドコモ版とSIMフリー版の価格差を見てみると、どのモデル・容量でも ドコモのほうが2〜7万円ほど高いことがわかります。容量が大きくなるほど差額も広がる傾向があり、とくにProシリーズやPro Maxの上位容量は差が大きく、1TBや2TBモデルでは 6〜7万円ほどの開きがあります。
iPhone 17は比較的差額が小さめで、2〜3万円台に収まっていますが、17 Pro/17 Pro Maxに入ると本体価格が高いぶん差額も大きく、Pro Maxの2TBは7万円以上と最も差が広いパターンです。
このような差が生まれる理由は、キャリア販売では端末価格が高めに設定されているうえ、割引やポイント還元、2年レンタルを前提にした販売構造になっているためです。割引を使わない前提で「端末そのものの価格」だけを比べると、Apple公式のSIMフリー版のほうが純粋に安くなることが多い、というのが今回の結果からもよく分かります。
iPhoneはリセールバリューが高いので、綺麗に使って1~2年後に売却してもかなり手元に残る
iPhoneは中古市場でのリセールバリューが非常に高く、ケースやフィルムで丁寧に使っておけば、1〜2年後に買い替える際でもかなりの金額で売却できます。Apple StoreでSIMフリー版を購入してドコモで使い、タイミングを見て高く売却し、また次のiPhoneに乗り換えるというサイクルを回せば、お得に最新のiPhoneを使い続けることができます。
新型iPhoneが発売された直後は買取価格がキャンペーンにより増額されることもあります。いいタイミングで売却するといいでしょう。
ドコモオンラインショップはこちらから!
ドコモオンラインショップ : https://onlineshop.docomo.ne.jp/に移動します
AppleStoreで購入したSIMフリー版iPhoneをドコモで利用するデメリット・注意点
スマホカエドキプログラムが利用できない(2年レンタルのほうがお得な可能性がある)
SIMフリー版iPhoneを購入すると、ドコモの「スマホカエドキプログラム」(2年レンタル、残クレのような仕組み)は利用できません。これは「ドコモで端末を購入すること」が前提のサービスなので、Apple Storeなどで買ったSIMフリー版は対象外です。
手元にスマホが残らなくても構わない、どうせ2年前後で次のiPhoneに買い替えている、という人であれば、端末を買い切るよりも、ドコモでスマホカエドキプログラムを使って負担額を抑えたほうがトータルでは得になる場合があります。途中で端末を返却することを前提に設計されているので、常に最新に近いiPhoneを使い続けたいタイプの人とは相性がいいでしょう。
一方で、「次の機種に乗り換えたあともサブ機として手元に残したい」「フリマや中古ショップで自分で売りたい」といった人には、端末が手元に残らないスマホカエドキプログラムはあまり向きません。この場合はApple Store等でSIMフリー版を購入して、自分のタイミングで売却したり、他社回線で使い回したりしたほうが自由度は高くなります。
ドコモの下取りはドコモ端末購入が条件で、下取りだけしてdポイントをもらうことはできない
ドコモの下取りプログラムは、ドコモ端末購入時のみ利用できます。そのため、Apple Storeで買ったSIMフリー版iPhoneを持ち込んで、ドコモでは端末を買わずに下取りだけしてもらい、dポイントだけ受け取る、といった使い方はできません。
iPhoneのSIMカードをeSIMに変換して引き継ぐ方法を解説
iPhoneの「eSIMクイック転送」という機能を使うと、いま使っているiPhoneのSIMカードを新しいiPhoneへ「eSIM」として転送できたり、同じiPhone内で物理SIMカードをeSIMに切り替えたりできます。
現在、iPhoneにドコモのSIMカードを入れて使っている人でも、eSIMクイック転送を利用すれば、その回線を新しいiPhoneへ「eSIM」として引き継げます。転送が完了すると、元のドコモのSIMカードは使えなくなり、その後は新しいiPhoneで「eSIM」で利用する形になります。
また、「まだ機種変更はしないけれど、将来的にeSIMのみ対応のiPhoneに替えたいから、今のうちに物理SIMをeSIMにしておきたい」といった場合にも、eSIMクイック転送であらかじめSIMカードをeSIMに変更しておくことができます。
たとえば、今はiPhone 14でドコモのSIMカードを使っていて、eSIMのみ対応のiPhone 17 Proに買い替えたい、というケースなら、まずiPhone 14側でeSIMクイック転送を使って物理SIMカードをeSIMに変換し、そのeSIMを同じくeSIMクイック転送を利用してiPhone 17 Proに移せば、かなりスムーズに乗り換えができます。
SIMカードをeSIMに変換しておき、そのeSIMを「eSIMクイック転送」でiPhone 17 Proに移すとかなりスムーズに乗り換えできます。
ドコモオンラインショップはこちらから!
ドコモオンラインショップ : https://onlineshop.docomo.ne.jp/に移動します
AppleStoreで購入したSIMフリー版iPhoneを利用する手順
SIMカードを新規契約する
- 新しいiPhoneを購入する
- 本人確認書類、クレジットカードなど契約に必要なものを用意する
- ドコモオンラインショップでSIMカードのみ契約する
- SIMカードが手元に届くまで待つ
- 新しいiPhoneにドコモのSIMカードを入れる
- クイックスタート機能などを利用して、新しいiPhoneで初期設定やデータ移行を行う
- ドコモオンラインショップまたは電話で開通手続きをする(新規契約時は24時間可能)
- 開通完了後、新しいiPhoneでドコモ回線が使えるようになる
SIMカードを他社から乗り換えで契約する
- 新しいiPhoneを購入する
- 今契約しているキャリア・格安SIMでMNP予約番号を発行する(MNPワンストップを利用する場合は不要)
- 本人確認書類、クレジットカードなど契約に必要なものを用意する
- ドコモオンラインショップでSIMカードのみ契約する
- 新しいiPhoneにドコモのSIMカードを入れる
- クイックスタート機能などを利用して、新しいiPhoneで初期設定やデータ移行を行う
- ドコモオンラインショップまたは電話で開通手続きをする(MNPは9時から21時まで)
- 開通完了後、新しいiPhoneでドコモ回線が使えるようになる
ドコモのSIMカードを入れ替えて利用する
- 新しいiPhoneを購入する
- クイックスタート機能などを利用して、新しいiPhoneで初期設定やデータ移行を行う
- これまで利用していたiPhoneの電源をオフにして、ドコモのSIMカードを抜く
- 新しいiPhoneの電源をオフにして、ドコモのSIMカードを入れる
ドコモオンラインショップはこちらから!
ドコモオンラインショップ : https://onlineshop.docomo.ne.jp/に移動します
AppleStoreで購入したSIMフリー版iPhoneを利用する手順
eSIMを新規契約する
- 新しいiPhoneを購入する
- 本人確認書類、クレジットカードなど契約に必要なものを用意する
- 新しいiPhoneの「EID」を確認しておく(eSIM申込時に必要)
- ドコモオンラインショップでeSIMのみ契約する
- 申し込み完了後、約1時間で「eSIM利用開始手続きのご案内」というメールが届くので待つ
- クイックスタート機能などを利用して、新しいiPhoneで初期設定やデータ移行を行う
- ドコモオンラインショップまたは電話で開通手続きをする(新規契約時は24時間可能)
- 開通完了後、新しいiPhoneでドコモ回線が使えるようになる
iPhoneの初期設定がまだ終わっていない場合は、初期設定中にドコモのeSIMが自動でダウンロードされるようになっています。
iPhoneの初期設定が完了している場合は、eSIMのプロファイルを自動ダウンロードすると、iPhoneに「モバイル通信の設定を完了」のプッシュ通知が届きます。「設定」メニューから「モバイル通信の設定を完了」をタップすると、eSIMがダウンロードできます。
eSIMを他社から乗り換えで契約する
- 新しいiPhoneを購入する
- 今契約しているキャリア・格安SIMでMNP予約番号を発行する(MNPワンストップを利用する場合は不要)
- 本人確認書類、クレジットカードなど契約に必要なものを用意する
- 新しいiPhoneの「EID」を確認しておく(eSIM申込時に必要)
- ドコモオンラインショップでeSIMのみ契約する
- 申し込み完了後、約1時間で「eSIM利用開始手続きのご案内」というメールが届くので待つ
- ドコモオンラインショップまたは電話で開通手続きをする(MNPは9時から21時まで)
- クイックスタート機能などを利用して、新しいiPhoneで初期設定やデータ移行を行う
- 開通完了後、新しいiPhoneでドコモ回線が使えるようになる
iPhoneの初期設定がまだ終わっていない場合は、初期設定中にドコモのeSIMが自動でダウンロードされるようになっています。
iPhoneの初期設定が完了している場合は、eSIMのプロファイルを自動ダウンロードすると、iPhoneに「モバイル通信の設定を完了」のプッシュ通知が届きます。「設定」メニューから「モバイル通信の設定を完了」をタップすると、eSIMがダウンロードできます。
ドコモオンラインショップはこちらから!
ドコモオンラインショップ : https://onlineshop.docomo.ne.jp/に移動します
AppleStoreで購入したSIMフリー版iPhoneをドコモで利用するときによくある質問
SIMフリー版iPhoneはドコモのAPN設定が必要?
SIMフリー版iPhoneにドコモのSIMカードやeSIMを入れて利用する場合は、APN設定不要で利用できます。
SIMフリー版iPhoneはドコモからahamoに変更しても使える?
SIMフリー版iPhoneはドコモからahamoに変更しても使えます。
そもそもahamoはドコモのオンライン専用料金プランで、ドコモからahamoへの移行は「乗り換え」ではなく単なる料金プラン変更という扱いです。SIMの入れ替えや設定変更なども基本的に不要で、今使っている端末をそのまま引き続き利用できます。
SIMフリー版iPhoneが故障・破損したときはどうすればいい?
SIMフリー版のiPhoneが故障した場合は、ドコモではなくAppleで対応してもらうことになります。アップルストアのGenius Barや、ビックカメラやカメラのキタムラといったApple正規サービスプロバイダに持ち込めば、純正部品での修理が受けられます。
自分で用意したSIMフリー版iPhoneに対して、ドコモで加入できる端末補償サービスはある?
ドコモで買ったiPhoneなら「ケータイ補償サービス」が使えますが、SIMフリー版は対象外です。さらに、AppleCare+に入っていない場合は、修理費は自己負担になります。
補償をつけたい場合は、AppleCare+、クレジットカード付帯のモバイル保険、民間のモバイル保険を利用すると、故障時の出費を抑えられます。
ドコモオンラインショップはこちらから!
ドコモオンラインショップ : https://onlineshop.docomo.ne.jp/に移動します
