UQモバイルからIIJmioに乗り換え(MNP)手順、メリット・デメリット・注意点を徹底解説。
UQモバイルからIIJmioに乗り換え手順を解説
【手順①】SIMを入れて使いたいスマホが動作確認されているか確認する
- IIJmioでは音声SIMカード(物理)のみ、音声eSIMのみ契約する
- 自分で用意したAndroidスマホやiPhoneを使う
というときは、SIMを入れて使いたいAndroidスマホやiPhoneがIIJmioで動作確認されているか確認してください。
たとえばGoogleのスマートフォン「Google Pixel 7」がSIMカード+ドコモ回線で動作確認されているか確認するときは、
- 【メーカー】「Google」を選択
- 【端末名】「Google Pixel 7」と入力
- 【SIM種別】「SIMカード対応」を選択
- 【回線タイプ】「タイプD/ドコモ網」を選択
すると、動作確認情報が表示されます。
【手順②】UQモバイルで購入したiPhoneをIIJmioでも使うならSIMロック解除手続きをする
SIMロックの有無 | |
---|---|
①2021年9月30日までに 発売されたiPhone | SIMロックあり SIMロック解除手続き必須 |
②2021年10月1日以降に 新たに発売されるiPhone | SIMロックなし SIMロック解除手続き不要 |
2022年10月1日以降に ①を購入した場合 | iPhoneの購入時に SIMロック解除手続きを 実施した状態で引き渡し |
2022年8月1日から 9月30日までに ①を購入した場合 | 販売後 順次SIMロックを解除 |
Androidスマホ | SIMロックなしだが 一部機種は利用設定が必要 |
2021年9月30日までに発売されたUQモバイルのiPhoneは、「SIMロックあり」状態で販売されています。My UQ mobile等でSIMロック解除手続きをしてください。
2021年10月1日以降に新たに発売されるUQモバイルのiPhoneは、「SIMロックなし」状態で販売されています。SIMロック解除手続きは不要です。
2022年10月1日以降に「SIMロックあり」状態で販売されているUQモバイルのiPhoneを購入した場合は、購入時にSIMロック解除手続きを実施した状態で製品が引き渡しされています。SIMロック解除手続きは不要です。
AndroidスマホはSIMロックなし状態で販売されていますが、一部機種はIIJmioのSIMカードを入れた後に、「一部Android機種での利用設定」の操作を行うことでSIMロック解除が完了となります。
【手順③】MNPワンストップを利用するか、UQモバイルでMNP予約番号を取得して申し込むか決める
UQモバイルからIIJmioに乗り換える際に、MNPワンストップを利用して申し込むか、従来通りにUQモバイルでMNP予約番号を発行して申し込むかどうか決めてください。
MNPワンストップとは、他社から電話番号を変えずに乗り換えるために従来必要だったMNP予約番号の取得が不要になる方式です。
UQモバイルとIIJmioは「MNPワンストップ」に対応しています。IIJmioは2024年3月26日からMNPワンストップに対応しました。
UQモバイルでMNP予約番号を発行する方法
UQモバイルからIIJmioに乗り換えるときは、UQモバイル側でMNP予約番号の発行が必要になります。MNP予約番号は無料で発行できます。
MNP予約番号の有効期限は発行日を含めて15日間です。IIJmio申込時に、MNP予約番号の有効期限が7日以上残っている必要があります。
UQモバイルでMNP予約番号を発行する方法は、①UQお客さまセンターに電話、②my UQ mobileから発行、の2つの方法があります。
my UQ mobileで発行するのがオススメです。人と喋る必要はないですし、解約にかかわる重要事項の説明を聞く必要もなく、複雑な操作は一切なく、簡単にMNP予約番号が発行できます。
UQモバイルでMNP予約番号を発行した=その時点でUQモバイルが解約されるということは絶対にありません。 UQモバイルが解約されるのは、IIIJmioで回線切替が完了したときです。
【手順④】IIJmioの契約に必要なものを用意する
本人確認書類、契約者名義のクレジットカード、MNP予約番号、IIJmioからの連絡を受信できるメールアドレス、スマートフォンを用意してください。
音声eSIMのみを申し込みの場合、本人確認のためにスマートフォンで本人確認書類の撮影・自撮りが必要になります。
本人確認書類
運転免許証やマイナンバーカードを持っている人は何も心配ありません。
- 運転免許証
- 個人番号(マイナンバー)カード
- 被保険者証(国民健康保険/健康保険) ※音声eSIM契約時は被保険者証は利用不可
- 在留カード
- 日本国パスポート+補助書類(住民票、公共料金領収書)
本人確認書類の提出は申し込み時に専用ページにて、スマートフォンのカメラ機能等で撮影し、アップロードします。
なお、MNP転入時に契約者名義と転入元名義が異なる場合、転入元名義本人の本人確認書類も必要になります。
契約者名義のクレジットカード
IIJmioのお支払い方法は、クレジットカードのみです。
※契約者ご本人様(個人)名義のクレジットカード決済のみとなります。 以下クレジットカードにてお取り扱いしています。
JCB・VISA・DC・UC・UFJ・アメリカンエキスプレス・マスター・ダイナース・SAISON・イオンクレジット・楽天カード
【手順⑤】IIJmioの音声SIMカード/音声eSIM/スマホセットを申し込む
契約に必要なものを用意したら、IIJmio公式サイトから音声SIMカード/音声eSIM/スマホセットを申し込んでください。
音声eSIMは、「eKYC(オンライン本人確認サービス)」を使った本人確認が必要です。運転免許証・個人番号(マイナンバー)カード・在留カードを用意してください。
音声eSIMの申込完了メールや「ご契約者の本人確認完了のご連絡メール」は、IIJmio側で申込が殺到していない場合、申し込みから1時間程度で届くこともあります。
- IIJmio公式サイトにアクセスして、「ご購入・お申し込み」ボタンをタップ
- 「量販店やオンラインショップなどで~」では、【事前支払いしたものはない(通常)】を選択
- 「現在の携帯電話の番号はそのまま使いますか?」は、【他社から乗り換え】を選択
- 「利用するSIMをお選びください」では、【SIMカード】または【eSIM】を選択する
- 「端末も一緒にお求めですか?」は、SIMのみ契約するなら【SIMだけを購入する】を選択、スマホセットを契約するなら【端末とSIMのセットを購入する】を選択する
- 「SIMカードの種類をお選びください」では、【音声通話+SMS+データ通信】を選択
- 「料金プランをお選びください」では、自分の好きなプランを選択
- 「docomo、auどちらの回線を使いますか?」は、【docomo回線(タイプD)を使う】か【au回線(タイプA)を使う】どちらか好きな方を選択
- 「通話定額は何分必要ですか?」は、好きなものを選ぶ
- 「利用者はどなたですか?」は、【契約者本人】か【契約者本人以外】を選択
- あとは画面の指示に従って操作・入力して、IIJmioの契約を完了させる
スマホセット契約時は上記の手順に加えて、自分の申し込みたいスマホ、本体カラー、容量、支払い回数、端末保証の有無の選択が必要です。
本人確認書類に不備がない場合、約1~2日後に「申込完了メール」、「ご契約者の本人確認完了のご連絡」メールが届きます。
SIMカード契約時は、発送の準備が整うと、本人確認書類に記載の住所宛に「転送不可」で発送されます。
IIJmioの開通手順を解説
【手順①】音声通話の開通手続きをする(他社から乗り換え時のみ)
音声SIMや音声eSIMを契約した場合は、「音声通話の開通手続き」が必要です。
MNP予約番号の有効期限の前日までに必ず開通手続きをしてください。開通手続きを行わない場合、有効期限当日内に自動的に開通されます。
- IIJmioのSIMカードに差し替える前に行うこと
- 現在利用可能なスマホや自宅の固定電話から、IIJmioオンデマンド開通センターに電話をかける(9時から19時まで)
- 音声ガイダンスに従い、「2」(携帯電話番号ポータビリティ)を選択
- 「乗り換え対象の電話番号」と「SIMカードのICCID(識別番号下4桁)」を入力して、開通手続きを行う
- 開通手続きが完了してから10分程度で、以前の利用回線が使用できなくなる
- IIJmioのSIMカードが開通する(IIJmioに回線切り替え完了)
【手順②】スマホにIIJmioSIMカードを入れる/eSIMプロファイルをインストールする
MNP開通手続きが完了したら、スマホにIIJmioのSIMカードを入れる/IIJmioのeSIMプロファイルをインストールしてください。
IIJmioのSIMカードは、ドコモ回線/au回線ともに「マルチSIM」が提供されています。
マルチSIMとは、「標準SIM」と「microSIM」と「nanoSIM」を1枚の台紙から利用するサイズに合わせて取り外すことができるSIMカードのことです。
SIMカードを台紙から任意のサイズに取り外し、AndroidスマホやiPhoneの電源をオフにしてIIJmioのSIMカードを入れてください。
SIMサイズは動作確認情報の「対応SIM」で確認できます。ほとんどのスマホは「nanoSIM」です。
【手順③】AndroidスマホやiPhoneでAPN設定をする
IIJmioのSIMカードをスマホに入れたら、次はスマホ側で「APN設定」が必要です。
APN設定を簡単に言うと、スマホがIIJmioの回線を使ってデータ通信できるようにするための設定のことです。
喫茶店とかホテルとかで提供されているWi-Fiサービスを利用するときに、SSIDを選んでパスワードを入力しますよね。それと同じ感じと思えばOKです。
iPhoneのAPN構成プロファイルをインストールする方法は、
- ①My IIJmioアプリの、APN構成プロファイルインストール機能を利用する行う方法
- ②APN構成プロファイル配布ページから、直接APN構成プロファイルをダウンロードする方法
の2つの方法があります。この記事では①の方法で解説します。上級者は②のほうがやりやすいでしょう。
- 「My IIJmio」アプリをダウンロードして起動
- ログイン画面の下にある「APN構成プロファイルダウンロード」をタップ
- ダウンロードの許可を求められるので「許可」をタップ
- プロファイルがダウンロードされるので「閉じる」をタップ
- 「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」をタップ
- 「ダウンロード済みプロファイル」内の「(Cellular) IIJmioモバイルサービス」をタップ
- 「インストール」をタップして、パスコードを入力して、「次へ」をタップ
- 「インストール」を2回タップして、「完了」をタップ
- 「構成プロファイル」内に、「(Cellular) IIJmioモバイルサービス」が表示されていれば設定完了
iPhoneは「他社APN構成プロファイル」があるなら削除すること
iPhoneにはAPN構成プロファイルは1台につき1つしかインストールできません。
IIJmioの前に他社格安SIMを利用していて、iPhoneに他社格安SIMのAPN構成プロファイルをインストールしている場合は削除してください。
他社格安SIMのAPN構成プロファイルの削除後、IIJmioのAPN構成プロファイルをインストールしてください。
- ホーム画面から、「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」または「プロファイルとデバイス管理」をタップ
- 他社APN構成プロファイルをタップ
- 「プロファイルを削除」をタップ
- パスコードの入力を求められた場合は、画面に従って入力
- 「削除」をタップ
- 削除完了
【手順④】発信テスト・モバイルデータ通信テストを行う
発信テスト・モバイルデータ通信テストを行いましょう。どちらも問題なく確認できれば設定完了です。
時報などに電話をかけて、電話が正常に発信できることを確認してください。
Wi-Fiをオフにして、SafariやChromeなどのブラウザアプリを起動して、モバイルデータ通信を利用してWEBサイトが閲覧できるかどうか確認してください。
データ移行は新スマホに機種変更したときだけ必要。SIMのみ契約して入れ替えるときは不要
IIJmioで販売されているスマホを購入している場合は、必要に応じて旧スマホから新スマホに写真・動画・アプリ・電話帳などのデータ移行やバックアップも実施してください。
新スマホへのデータ移行は、新スマホの初期設定時にも可能です。
UQモバイルとIIJmioの料金プランを比較
UQモバイルとIIJmioの料金プランの比較は以下の通り。
キャリア名 | 料金プラン名 | 月額基本料金 |
---|---|---|
UQモバイル | コミコミプラン (月33GB+10分通話無料) | 月額3,278円 |
UQモバイル | トクトクプラン (月15GB) | 【15GBまで】月額3465円 【1GBまで】月額2277円 |
UQモバイル | ミニミニプラン (月4GB) | 月額2365円 |
UQモバイル | くりこしプランS+5G (月3GB) | 月額1,628円 |
UQモバイル | くりこしプランM+5G (月15GB) | 月額2,728円 |
UQモバイル | くりこしプランL+5G (月25GB) | 月額3,828円 |
IIJmio | ギガプラン 音声SIM(物理SIM) 音声eSIM | 【2GBプラン】月額850円 【4GBプラン】月額990円 【8GBプラン】月額1,500円 【15GBプラン】月額1,800円 【20GBプラン】月額2,000円 |
IIJmioのメリット・特徴まとめ
- ドコモ回線かau回線か選べる
- SIMの機能とデータ容量を選べて自由に組み合わせできる
- 余ったデータ容量翌月繰り越し、バースト機能、高速通信オンオフ機能あり
- 同一mioID内でデータ容量のシェア/プレゼントができる
- 販売しているスマートフォンの種類が充実している
- 家族間の通話割引や通話定額オプションがある
- IIJmioの光回線とセットで契約していると割引
- サポート体制が充実している
- 音声SIMを契約しているならLINEの年齢認証ができる
- 2024年6月21日から「IIJmioご愛顧感謝特典」の提供開始
ドコモ回線かau回線か選べ、データ容量も2GBから50GBまで選べる
回線 | 契約できるSIM |
---|---|
タイプD (ドコモ回線) | 音声SIM(物理) 音声eSIM SMS データ データeSIM |
タイプA (au回線) | 音声SIM(物理) 音声eSIM SMS データ |
IIJmioはドコモ回線またはau回線が選択できて、データ容量は2GB/4GB/8GB/15GB/20GB/30GB/40GB/50GBまで幅広いデータ容量が用意されています。
IIJmioはNTTドコモやKDDI(au)から回線を借りてサービスを提供しています。IIJmioではドコモ回線のことを「タイプD」、au回線のことを「タイプA」と呼んでいます。
音声SIM(物理SIMカード)や音声eSIMで契約する場合はドコモ回線またはau回線が選べます。
今ドコモ回線を利用しているならIIJmioでもドコモ回線を、au回線を利用しているならIIJmioでもau回線を契約するといいでしょう。
今キャリアを契約している人は、とりあえず音声eSIMの2ギガプランで契約してみて使い勝手を確認してからIIJmioに乗り換えるのもいいですね。
同一mioID内で契約する回線のデータ容量をシェアできる「データシェア機能」が提供されており、データ量が余ったり足りなくなっても家族で分け合えるので無駄なく便利に利用できます。
同一mioID内で契約する回線のデータ容量をプレゼントできる「データ容量プレゼント」が提供されており、毎月のデータ量も、別で購入した追加データ量もプレゼントできます。データ量の有効期限を確認してプレゼントすることもできます
家族間の通話割引や通話定額オプションがある
IIJmioには家族間の無料通話はありませんが、家族間の通話が20%割引される「ファミリー通話割引」、通話定額オプションが提供されています。
同一mioID内で契約しているみおふぉん同士であれば対象となります。オプションの契約などは必要ありません。家族間通話であれば、通話料が通常税込11円/30秒のところ、税込8.8円/30秒となります。
通話定額オプションは3つ用意されており、専用アプリ不要、標準電話アプリからの発進で通話オプション対象になります。
月額料金 | 国内通話 | |
---|---|---|
通話定額5分+ | 月額500円 | 1回5分以内の 国内通話無料 |
通話定額10分+ | 月額700円 | 1回10分以内の 国内通話無料 |
かけ放題+ | 月額1400円 | 無制限で 国内通話無料 |
超過時は税込11円/30秒
同一mioID内通話の場合 税込8.8円/30秒
販売しているスマートフォンの種類が充実している
IIJmioではAndroidスマートフォンや中古iPhoneなど多くのスマートフォンが購入できます。
10万前後のハイスペックなスマホから、1万円台の格安スマホまで、非常に多くのスマートフォンが販売されています。IIJmioに乗り換えする際に同時にスマートフォンを購入することで、端末が大幅割引されることもあります。
サポート体制が充実している
IIJmioは店舗が存在しないため、店頭での直接サポートができません。
その代わり、年中無休9時から19時までのWEBチャット、年中無休9時から19時までの電話サポート、1700件以上のFAQを掲載したサポートサイト、ツイッターサポート、メールサポートなどのサポートが充実しています。
音声SIMを契約しているならLINEの年齢認証ができる
音声SIMまたは音声eSIMを利用している人はLINEの年齢認証が行なえます。データSIM・SMS SIM・データeSIMでは年齢認証できません。
LINEの年齢確認ができると、LINE ID検索やオープンチャットといった機能を利用できるようになります。
IIJmioにて利用者登録を行い、LINEアプリ内で年齢確認を実施することで年齢認証が完了します。
IIJひかりとのセット割「mio割」がある
IIJmioのSIMサービス(IIJmioモバイルサービス・IIJmioモバイルプラスサービス)とIIJmioひかりを同時に利用することで、毎月660円おトクに利用できます!
2024年6月21日から「IIJmioご愛顧感謝特典」の提供開始
2024年6月21日から「IIJmioご愛顧特典」の提供が開始されています。日頃からサービスを利用している人に感謝の意を込めて新設するもので、以下の3つの特典が順次提供されます。
特典名 | 特典内容 |
---|---|
mio優待券 (2024年6月21日開始) | 契約内容に応じて スマホ割引券(mio優待券)をプレゼント 端末単体での購入時に利用可能 |
家族割引 (2024年10月1日開始) | ギガプランの音声SIM/音声eSIMが対象 2回線以上保有している人に、音声SIMまたは音声eSIMの月額料金を1回線あたり100円/月を割引 |
長期利用特典 (2025年1月23日開始) | ①データ量を毎年最大5GBプレゼント ②1年あたり1回までSIM交換・再発行手数料無料 ③1年あたり1回までギガプランの回線を追加する際の初期費用を割引 |
UQモバイルからIIJmioに乗り換えるデメリット
- UQモバイルと比べると、確実に通信速度が遅くなる
- UQモバイルのAndroidスマホはドコモ回線と相性が悪い可能性あり
- 自宅セット割が利用できなくなる
- 60歳以上通話割が利用できなくなる
- UQモバイルのメールアドレスが使えなくなる
- 店頭におけるサポートが受けられない
UQモバイルと比べると確実に通信速度が遅くなる
IIJmioに限った話ではありませんが、格安SIMの通信速度は遅いです。
UQモバイルはauのサブブランドなので通信速度や通信品質は問題ありませんでしたが、IIJmioに乗り換えると通信速度が確実に遅くなります。特に昼間や混雑している場所では顕著に遅くなるでしょう。
UQモバイルは料金プランによってはデータ容量超過後に最大1Mbpsに通信速度を制限されますが、IIJmioでは速度制限時は最大300kbpsでの通信となります。
最大1Mbps出ていれば意外とデータ通信できるでしょうが、最大300kbpsはちょっと厳しいです。
UQモバイルのAndroidスマホはドコモ回線と相性が悪い可能性あり
UQモバイルから販売されているAndroidスマホは、au回線には確実に対応していますが、ドコモ回線には対応していない可能性があります。
UQ mobile携帯電話などの対応周波数帯一覧を見て、LTE Band 1/3/19に対応していることを確認してください。
自宅セット割が利用できなくなる
UQモバイルでは、対象のインターネットサービス、またはauでんきに加入すると、家族全員の利用料金が割引される「自宅セット割」がありますが、当然UQモバイルからIIJmioに乗り換えると、自宅セット割の適用条件外になります。
60歳以上通話割が利用できなくなる
UQモバイルは、利用者の年齢が60歳以上の場合、
- 通話オプション」かけ放題(24時間いつでも)」の月額料金が1,100円割引
- UQモバイルのメールサービスが無料になる
「60歳以上通話割」がありますが、当然UQモバイルからIIJmioに乗り換えると、60歳通話割の適用条件外になります。
なお、IIJmioには60歳以上が通話定額オプションを契約すると料金が安くなるような割引サービスは一切ありません。
UQモバイルのメールアドレスが使えなくなる
UQモバイルで有料メールアドレスサービスを使っていた人は、IIJmioに乗り換えるとそのメールアドレスが使えなくなります。UQモバイルにはメール持ち運びサービスもありません。
IIJmioではキャリアメールアドレスは提供していないので、GmailやYahoo!メールなどを利用するようにしてください。
店頭におけるサポートが受けられない
UQモバイルは全国各地に店舗が存在しますが、IIJmioは店舗が存在しません。
そのためIIJmioでは店舗における直接のサポートを受けることができません。
その代わり電話やオンラインにおけるサポートが充実しています。
UQモバイルからIIJmioに乗り換えるベストのタイミングは?
月末日までに乗り換えが完了するようにIIJmioを申し込みましょう。
UQモバイルから他社に乗り換えるとき・解約するときの月額料金は、プランによっては日割りになるもの・ならないものがあります。5G対応料金プランは、月の途中で解約する場合は日割りではなく満額請求されます。4G料金プランは日割り計算されて請求されます。
IIJmioは、月の途中で契約した場合は、月額料金は日割り計算されて請求されます。
月の中旬以降に乗り換えるのがベストですが、早めに乗り換えてしまったほうが精神衛生的にいいと思います。
月末ギリギリの乗り換えは危ないのでやめるべき
UQモバイルからIIJmioに乗り換えるとき、月末ギリギリになって慌ててIIJmioのSIMカードを申し込むと、IIJmioで開通手続きをするのが翌月になってしまう可能性があります。
たとえば、
- UQモバイルではトクトクプランを契約している(=解約時の利用料金日割り計算なし)
- UQモバイルからIIJmioに乗り換える
- 1月29日にUQモバイルでMNP予約番号を発行して、IIJmioを他社から乗り換えで申し込んだ
- 2月1日にSIMカードが届いた
- 2月1日に、IIJmioで開通手続きをした
といった場合は、UQモバイルが解約されるのは2月1日付けになります。1月29日ではまだ解約されていません。
そのため、UQモバイルで1月分と2月分の利用料金の支払いも必要になります。日割りされないので1ヶ月分請求されてしまいます。
UQモバイルからIIJmioに乗り換え(MNP)でよくある質問
IIJmioの開通までにかかる時間は?
SIMカードの場合、申し込み内容に不備がなければ本人確認完了後、最短3~4日程度で届きます。なお、端末と同時に申し込みの場合、SIMカードと端末は同時に発送されます。
音声eSIMの場合、申し込み内容に不備がなくIIJmio側で申込が殺到していなければ、最短即日で開通します。
音声eSIMの場合は、毎日20時30分以降~翌日9時までの間は、eSIM開通処理ができないようになっています。該当時間に各手続きが完了した場合、メンテナンス終了後、または翌9:00以降アクティベーションコード発行完了のメール通知が届きます。
IIJmioが課金開始されるのはいつ?
SIMカードや端末セットの場合、お届け予定日が「課金開始日」になります。利用開始月の月額料金とデータ量は日割りです。
音声SIMの場合、音声通話付帯料も日割となります。 音声eSIMを契約している場合は、IIJmioの開通手続きが完了した時点で課金開始となります。
開通手続きを行わない場合、MNP予約番号有効期限当日内に自動的に開通されます。
UQモバイル側で発生する費用は何がある?
- 解約手数料無料(2022年4月1日から無料)
- MNP転出手数料(2021年4月1日から無料)
- スマホを分割払いで購入した残りの支払い(残債)
- IIJmioに乗り換えた当月の利用料金、オプション料金
UQモバイルは、2022年4月1日から契約解除料無料、2021年4月1日からMNP転出手数料無料になっています。
UQモバイルからIIJmioに乗り換える際に、UQモバイル側で契約解除料やMNP転出手数料が発生することはありません。
UQモバイルからIIJmioに乗り換えた月の月額料金の支払いが必要です。5G対応料金プランは日割り無しで1ヶ月分満額請求、4G料金プランは日割り計算されて請求されます。
また、オプション料金も日割りになるもの・ならないものがあるのでご注意ください。
IIJmioで発生する初期費用は?
- 事務手数料3300円
- SIMカード発行手数料433.4円(タイプD)/446.6円(タイプA)
- 契約した月の利用料金(日割り計算)
IIJmioでは事務手数料・SIMカード発行手数料・IIJmioを契約した月の利用料金が請求されます。
また、利用できるデータ量(ギガ数)も日割りで付与されます。
UQモバイルで購入したスマホの分割払いが終わっていない状態でIIJmioに乗り換えるとどうなる?
UQモバイルで分割払いでAndroidスマホやiPhoneを購入していて、その分割払いを完済していない場合は、UQモバイルからIIJmioに乗り換えても、UQモバイルで買ったスマホの代金の残りの支払いは続きます。
たとえば、UQモバイルで24回払いでiPhone 12を契約していて、18回目まで支払っているときにIIJmioに乗り換えた場合は、残り6回の支払いがIIJmioに乗り換えても継続します。
UQモバイルからIIJmioに乗り換えても、分割払いの残りの支払いがチャラになることは絶対にありません。
なお、分割払いの一括精算も可能です。
UQモバイルのSIMカードの返却は必要?
UQモバイルはSIMカードの返却は不要です。IIJmioに乗り換え完了後に自分で捨ててください。
解約済みのSIMカードは他人が拾っても使えないので安心してください。もしも不安ならSIMカードをハサミで切って捨てしょう。