ソフトバンクで購入したスマホ(AndroidスマホやiPhone)が楽天モバイルで使えるかどうかを解説。
ソフトバンクで購入したAndroidスマホを楽天モバイルで使うときの基礎知識
「楽天回線対応製品」であれば絶対に使えるが、ソフトバンクのAndroidは「楽天回線対応製品」はほぼ無い
「楽天回線対応製品」を簡単に説明すると、楽天モバイルの楽天回線での接続性検証の確認が取れていて、楽天モバイルで提供されている全ての機能が使えるスマホのことです。
なお、ソフトバンクのAndroidスマホで楽天回線対応製品になっているものはほぼ無いです。一部のGoogle Pixelシリーズは楽天回線対応製品です。
「楽天回線対応製品」かどうか調べる方法
- ご利用製品の対応状況確認 | 製品 | 楽天モバイルにアクセス
- 選択肢から選んで調べるでは「Androidスマートフォン」を選ぶ
- どのメーカーのAndroidスマートフォンをお使いですか?では当てはまるメーカーを選ぶ
- 「お使いのAndroidスマートフォンはどちらで購入しましたか?」では「ソフトバンク」を選択する
- 機種を選択する
- 「この製品は楽天回線対応製品です。」なら楽天モバイルでも絶対に使える
- 「このスマートフォンは一部の機能がご利用いただけますが~」は条件次第で使える
「この製品は一部の機能が~」でも、利用できる機能次第では自己責任で使える
「この製品は一部の機能がご利用いただけますが、楽天モバイルで販売中の製品のご購入をおすすめします。」と表示された場合でも、利用できる機能次第では自己責任で使えます。
- ①4Gデータ通信
- ②5Gデータ通信(対応機種のみ項目あり)
- ③通話
- ④SMS
の3つまたは4つがピンク色のチェックマークになっていたら、そのスマホは楽天モバイルでも使える可能性が高いです。
たとえばソフトバンクから販売されたAQUOS R8 proは、4Gデータ通信、5Gデータ通信、通話、SMSがチェックマークになっているので、楽天モバイルでも使える可能性が高いです。
ちなみに私ならAQUOS R8 proは楽天モバイルが使えると判断して申し込みます。APN設定は自分でやればいいだけ、ETWS、110/119通話などでの高精度な位置情報即位は別にどうでもいいです。
楽天モバイルで提供されている全ての機能が利用できないことが不安な人は、楽天モバイルで販売されているAndroidスマホを購入して使うのが一番安心です。
「この製品はご利用いただけません」→諦めるべき
「この製品はご利用いただけません。楽天モバイルで販売中の製品のご購入をおすすめします。」が表示された場合は、そのスマホを楽天モバイルで使うのは素直に諦めてください。
楽天モバイルでスマホを購入するか、楽天回線対応製品になっているSIMフリー版Androidスマホを用意しましょう。
【上級者向け】LTE Band 3/18/26に対応していれば理論上は楽天モバイル回線に対応
これは上級者向けの解説です。
ソフトバンクが公開しているSIMロックが解除可能な機種及びSIMフリー機種の周波数帯一覧を見て、楽天モバイルで使いたいAndroidスマホが、
- LTE Band 3/18/26
- LTE Band 3/18
- LTE Band 3/26
のどれかの組み合わせに対応していれば、理論上は楽天モバイル回線が利用できます。
楽天モバイルは、自社で基地局を整備している「楽天回線エリア」と、auから回線を借りてサービスを提供している「パートナー回線エリア」の2つの通信エリアがあります。
LTE Band 3に対応していれば、楽天モバイル回線が理論上利用できます。そもそもLTE Band 3はソフトバンクが使用している周波数のため、ソフトバンクやワイモバイルから販売されているAndroidスマホはLTE Band 3に絶対に対応しています。
LTE Band 18/26に対応していれば、パートナー回線が理論上利用できます。
AndroidスマホのSIMサイズはほぼ「nanoSIM」
楽天モバイルのSIMカードを入れて使いたいスマホのSIMサイズを確認してください。ほとんどの人はSIMサイズは「nanoSIM」のはずです。
自分のスマホのSIMサイズが分からないときは、手持ちのスマホからSIMカードを取り出した後で楽天モバイルのSIM台紙からSIMカードを切り取るようにしましょう。
ソフトバンクのiPhoneは楽天モバイルでも使える?
SIMロックを解除したiPhoneであれば絶対に使える
ソフトバンクから発売されたiPhoneは、SIMロックを解除すれば楽天モバイルでも絶対に使えます。
SIMロックを解除していないiPhoneに楽天モバイルのSIMカードを入れても、「SIMが無効です」と表示されます。
iPhone 6sから15シリーズまで楽天回線対応製品。eSIMも利用可能
楽天モバイルはiPhone 6sからiPhone 15シリーズ、iPhone SE(第3世代)までが楽天回線対応製品になっているので絶対に使えます。ご安心ください。
楽天モバイルのeSIMを入れて利用する場合は、そのiPhoneがeSIMに対応していることを確認してください。
eSIMに対応・非対応のiPhoneは以下の通り。
SIMカード | eSIM | |
---|---|---|
iPhone 6s iPhone 6s Plus | 対応(nanoSIM) | 非対応 |
iPhone SE(第1世代) | 対応(nanoSIM) | 非対応 |
iPhone 7 iPhone 7 Plus | 対応(nanoSIM) | 非対応 |
iPhone 8 iPhone 8 Plus | 対応(nanoSIM) | 非対応 |
iPhone X | 対応(nanoSIM) | 非対応 |
iPhone XS iPhone XS Max | 対応(nanoSIM) | 対応 |
iPhone XR | 対応(nanoSIM) | 対応 |
iPhone 11シリーズ | 対応(nanoSIM) | 対応 |
iPhone SE(第2世代) | 対応(nanoSIM) | 対応 |
iPhone 12シリーズ | 対応(nanoSIM) | 対応 |
iPhone 13シリーズ | 対応(nanoSIM) | 対応 |
iPhone SE(第3世代) | 対応(nanoSIM) | 対応 |
iPhone 14シリーズ | 対応(nanoSIM) | 対応 |
iPhone 15シリーズ | 対応(nanoSIM) | 対応 |
iPhone 6s以降のiPhoneは、iOS 14.4以降/キャリア設定が最新状態なら「楽天回線対応製品」になるので絶対に使える
iPhone 6s, iPhone 6s Plus, iPhone SE(第1世代)からiPhone 12シリーズまでのiPhoneは、iOS14.4以降/キャリア設定アップデートを最新状態にすることで、楽天回線対応製品になります。
2021年4月27日(火)より、iOS14.4以降に対応する最新のキャリア設定が順次配信されます。
これにより、iOS14.4以降を搭載し、キャリア設定アップデートを実施した以下に記載のiPhoneで、楽天回線のすべての機能をご利用いただけるようになります。以下の内容をご確認いただき、【キャリア設定アップデート手順】にしたがって、キャリア設定のアップデートをお願いいたします。お手持ちのiPhoneで、これから楽天モバイルをご利用開始される方は、初期設定ご案内ページをご確認ください。
iPhoneのSIMサイズは、iPhone 5シリーズ以降からずっとnanoSIM
iPhoneのSIMサイズは、iPhone 5シリーズ以降からずっとnanoSIMです。
nanoSIMはSIMカードのなかで一番小さいSIMカードなので、SIM台紙からの切り取り時に失敗することはありません。
ソフトバンクスマホの楽天モバイルでも使うなら、SIMロック解除手続きをする
- ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える
- 楽天モバイルではSIMカード/eSIMのみ契約する
- 楽天モバイルに乗り換えてもソフトバンクで購入したAndroidスマホやiPhoneを使いたい
場合は、スマホのSIMロックの有無を確認してください。
2021年5月12日以降にソフトバンクでスマホを購入した場合
SIMロック解除対応製品を購入した場合、購入時にSIMロック解除手続きが実施された状態で製品が引き渡しされているため、SIMロック解除手続きは不要です。
また、2021年6月以降にソフトバンクから発売された機種(Xperia 1 IIIを除く)は、SIMロックがかかっていないSIMフリー機種です。
iPhoneでいうと、iPhone 13シリーズ以降/iPhone SE(第3世代)以降の機種がSIMロックなしのSIMフリー状態で販売されています。
2021年5月11日までにソフトバンクでスマホを購入した場合
スマホは「SIMロックあり」状態なので、SoftBankからワイモバイルに乗り換える前にSIMロック解除手続きを実施してください。
iPhoneでいうと、iPhone 12シリーズ/iPhone SE(第2世代)までは、SIMロックあり状態で販売しています。
ソフトバンクスマホのSIMロック解除は、My SoftBankかソフトバンクショップ実店舗で受け付けています。2023年9月13日以降、SIMロック解除は手数料無料です。