ahamo(アハモ)からIIJmioに乗り換え(MNP)手順・メリット・デメリット・注意点を徹底解説!
ahamo(アハモ)からIIJmioに乗り換え(MNP)手順を解説
【手順①】SIMを入れて使いたいスマホが動作確認されているか確認する
- IIJmioでは音声SIMカード(物理)のみ、音声eSIMのみ契約する
- 自分で用意したAndroidスマホやiPhoneを使う
というときは、SIMを入れて使いたいAndroidスマホやiPhoneがIIJmioで動作確認されているか確認してください。
たとえばGoogleのスマートフォン「Google Pixel 7」がSIMカード+ドコモ回線で動作確認されているか確認するときは、
- 【メーカー】「Google」を選択
- 【端末名】「Google Pixel 7」と入力
- 【SIM種別】「SIMカード対応」を選択
- 【回線タイプ】「タイプD/ドコモ網」を選択
すると、動作確認情報が表示されます。
【手順②】音声SIM(物理)と音声eSIMどちらにするか、ドコモ回線かau回線か決める
IIJmioではSIMのみ契約する場合は、音声SIMカード(物理)と音声eSIM(eSIM)のどちらで契約するか決めてください。
音声SIMカードと音声eSIMともに、ドコモ回線またはau回線が選べます。ドコモと変わらない使い勝手を求めるのであればドコモ回線がおすすめです。
音声SIMカード+ドコモ回線がオススメな人
- ドコモ/ahamoで購入したAndroidスマホをIIJmioでも使う人
ドコモから販売されているAndroidスマホは、当然ながらドコモ回線には絶対に対応しているので、IIJmioでもドコモ回線を契約するべきです。
音声SIMカード+ドコモ回線/au回線どちらを選んでもいい人
- SIMロックを解除したドコモ版iPhoneを使う人
- SIMフリー版AndroidスマホやiPhoneを使う人
SIMロックを解除したiPhoneやSIMフリー版iPhoneは、ドコモ回線/au回線/ソフトバンク回線/楽天モバイル回線すべて使える最強のスマホです。
SIMフリー版Androidスマホは、ドコモ回線には確実に対応、au回線もほぼ確実に対応しています。
音声eSIMがオススメな人
- ドコモで購入したeSIM対応AndroidスマホやiPhoneを使う人
- eSIMに対応したSIMフリー版AndroidスマホやiPhoneを使う人
【手順③】MNPワンストップを利用するか、ahamoでMNP予約番号を取得して申し込むか決める
ahamoからIIJmioに乗り換える際に、MNPワンストップを利用して申し込むか、従来通りにahamoでMNP予約番号を発行して申し込むかどうか決めてください。
MNPワンストップとは、他社から電話番号を変えずに乗り換えるために従来必要だったMNP予約番号の取得が不要になる方式です。
ahamoとIIJmioは「MNPワンストップ」に対応しています。IIJmioは2024年3月26日からMNPワンストップに対応しました。
ahamoでMNP予約番号を発行する方法
ahamoのMNP予約番号の発行方法はahamoお手続きページ(オンライン)のみです。
MNP予約番号の有効期限は発行日当日を含めて15日間です。IIJmioを他社から乗り換えで申し込む場合、申込時にMNP予約番号の有効期限が7日以上残っている必要があります。
【手順④】IIJmioの契約に必要なものを用意する
本人確認書類、契約者名義のクレジットカード、MNP予約番号、IIJmioからの連絡を受信できるメールアドレス、スマートフォンを用意してください。
音声eSIMのみを申し込みの場合、本人確認のためにスマートフォンで本人確認書類の撮影・自撮りが必要になります。
本人確認書類
- 運転免許証
- 個人番号(マイナンバー)カード
- 被保険者証(国民健康保険/健康保険)
- 在留カード
- 日本国パスポート+補助書類(住民票、公共料金領収書)
【手順⑤】IIJmioの音声SIMカード/音声eSIM/スマホセットを申し込む
契約に必要なものを用意したら、IIJmio公式サイトから音声SIMカード/音声eSIM/スマホセットを申し込んでください。
音声eSIMは、「eKYC(オンライン本人確認サービス)」を使った本人確認が必要です。運転免許証・個人番号(マイナンバー)カード・在留カードを用意してください。
音声eSIMの申込完了メールや「ご契約者の本人確認完了のご連絡メール」は、IIJmio側で申込が殺到していない場合、申し込みから1時間程度で届くこともあります。
- IIJmio公式サイトにアクセスして、「ご購入・お申し込み」ボタンをタップ
- 「量販店やオンラインショップなどで~」では、【事前支払いしたものはない(通常)】を選択
- 「現在の携帯電話の番号はそのまま使いますか?」は、【他社から乗り換え】を選択
- 「利用するSIMをお選びください」では、【SIMカード】または【eSIM】を選択する
- 「端末も一緒にお求めですか?」は、SIMのみ契約するなら【SIMだけを購入する】を選択、スマホセットを契約するなら【端末とSIMのセットを購入する】を選択する
- 「SIMカードの種類をお選びください」では、【音声通話+SMS+データ通信】を選択
- 「料金プランをお選びください」では、自分の好きなプランを選択
- 「docomo、auどちらの回線を使いますか?」は、【docomo回線(タイプD)を使う】か【au回線(タイプA)を使う】どちらか好きな方を選択
- 「通話定額は何分必要ですか?」は、好きなものを選ぶ
- 「利用者はどなたですか?」は、【契約者本人】か【契約者本人以外】を選択
- あとは画面の指示に従って操作・入力して、IIJmioの契約を完了させる
スマホセット契約時は上記の手順に加えて、自分の申し込みたいスマホ、本体カラー、容量、支払い回数、端末保証の有無の選択が必要です。
本人確認書類に不備がない場合、約1~2日後に「申込完了メール」、「ご契約者の本人確認完了のご連絡」メールが届きます。
SIMカード契約時は、発送の準備が整うと、本人確認書類に記載の住所宛に「転送不可」で発送されます。
MNP予約番号を発行している場合は、MNP予約番号とMNP予約番号有効期限を入力してください。
IIJmioの開通手順を解説
【手順①】音声通話の開通手続きをする(他社から乗り換え時のみ)
音声SIMや音声eSIMを契約した場合は、「音声通話の開通手続き」が必要です。
MNP予約番号の有効期限の前日までに必ず開通手続きをしてください。開通手続きを行わない場合、有効期限当日内に自動的に開通されます。
- IIJmioのSIMカードに差し替える前に行うこと
- 現在利用可能なスマホや自宅の固定電話から、IIJmioオンデマンド開通センターに電話をかける(9時から19時まで)
- 音声ガイダンスに従い、「2」(携帯電話番号ポータビリティ)を選択
- 「乗り換え対象の電話番号」と「SIMカードのICCID(識別番号下4桁)」を入力して、開通手続きを行う
- 開通手続きが完了してから10分程度で、以前の利用回線が使用できなくなる
- IIJmioのSIMカードが開通する(IIJmioに回線切り替え完了)
【手順②】スマホにIIJmioSIMカードを入れる/eSIMプロファイルをインストールする
MNP開通手続きが完了したら、スマホにIIJmioのSIMカードを入れる/IIJmioのeSIMプロファイルをインストールしてください。
IIJmioのSIMカードは、ドコモ回線/au回線ともに「マルチSIM」が提供されています。
マルチSIMとは、「標準SIM」と「microSIM」と「nanoSIM」を1枚の台紙から利用するサイズに合わせて取り外すことができるSIMカードのことです。
SIMカードを台紙から任意のサイズに取り外し、AndroidスマホやiPhoneの電源をオフにしてIIJmioのSIMカードを入れてください。
SIMサイズは動作確認情報の「対応SIM」で確認できます。ほとんどのスマホは「nanoSIM」です。
【手順③】AndroidスマホやiPhoneでAPN設定をする
IIJmioのSIMカードをスマホに入れたら、次はスマホ側で「APN設定」が必要です。
APN設定を簡単に言うと、スマホがIIJmioの回線を使ってデータ通信できるようにするための設定のことです。
喫茶店とかホテルとかで提供されているWi-Fiサービスを利用するときに、SSIDを選んでパスワードを入力しますよね。それと同じ感じと思えばOKです。
iPhoneのAPN構成プロファイルをインストールする方法は、
- ①My IIJmioアプリの、APN構成プロファイルインストール機能を利用する行う方法
- ②APN構成プロファイル配布ページから、直接APN構成プロファイルをダウンロードする方法
の2つの方法があります。この記事では①の方法で解説します。上級者は②のほうがやりやすいでしょう。
- 「My IIJmio」アプリをダウンロードして起動
- ログイン画面の下にある「APN構成プロファイルダウンロード」をタップ
- ダウンロードの許可を求められるので「許可」をタップ
- プロファイルがダウンロードされるので「閉じる」をタップ
- 「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」をタップ
- 「ダウンロード済みプロファイル」内の「(Cellular) IIJmioモバイルサービス」をタップ
- 「インストール」をタップして、パスコードを入力して、「次へ」をタップ
- 「インストール」を2回タップして、「完了」をタップ
- 「構成プロファイル」内に、「(Cellular) IIJmioモバイルサービス」が表示されていれば設定完了
iPhoneは「他社APN構成プロファイル」があるなら削除すること
iPhoneにはAPN構成プロファイルは1台につき1つしかインストールできません。
IIJmioの前に他社格安SIMを利用していて、iPhoneに他社格安SIMのAPN構成プロファイルをインストールしている場合は削除してください。
他社格安SIMのAPN構成プロファイルの削除後、IIJmioのAPN構成プロファイルをインストールしてください。
- ホーム画面から、「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」または「プロファイルとデバイス管理」をタップ
- 他社APN構成プロファイルをタップ
- 「プロファイルを削除」をタップ
- パスコードの入力を求められた場合は、画面に従って入力
- 「削除」をタップ
- 削除完了
【手順④】発信テスト・モバイルデータ通信テストを行う
発信テスト・モバイルデータ通信テストを行いましょう。どちらも問題なく確認できれば設定完了です。
時報などに電話をかけて、電話が正常に発信できることを確認してください。
Wi-Fiをオフにして、SafariやChromeなどのブラウザアプリを起動して、モバイルデータ通信を利用してWEBサイトが閲覧できるかどうか確認してください。
データ移行は新スマホに機種変更したときだけ必要。SIMのみ契約して入れ替えるときは不要
IIJmioで販売されているスマホを購入している場合は、必要に応じて旧スマホから新スマホに写真・動画・アプリ・電話帳などのデータ移行やバックアップも実施してください。
新スマホへのデータ移行は、新スマホの初期設定時にも可能です。
ahamoとIIJmioの料金プランの比較
キャリア | 料金プラン名 | 料金 |
---|---|---|
ahamo | 基本料金 | 【30GBまで】2970円 |
基本料金 +大盛りオプション | 【110GB】4950円 | |
IIJmio | ギガプラン 音声SIM(物理SIM) 音声eSIM | 【2GBプラン】月額850円 【5GBプラン】月額990円 【10GBプラン】月額1,500円 【15GBプラン】月額1,800円 【20GBプラン】月額2,000円 |
ahamoからIIJmioに乗り換えると、月額料金が全体的に安くなります。
IIJmioで一番安いのは2ギガプランでなんと月額850円から利用できます。ahamoを契約しているけどほとんど使っていないという人はIIJmioに乗り換えるとお得です。
ahamoで毎月20GB近く利用している人も、IIJmioに乗り換えて20GBプランで契約すれば毎月970円程度安くなります。
かけ放題オプションで比較
キャリア | オプション名 | 月額料金 | 国内通話 |
---|---|---|---|
ahamo | 5分無料 料金に含まれる | 無料 | 1回5分以内の 国内通話無料 |
かけ放題オプション | 月額1100円 | 無制限で 国内通話無料 | |
IIJmio | 通話定額5分+ | 月額500円 | 1回5分以内の 国内通話無料 |
通話定額10分+ | 月額700円 | 1回10分以内の 国内通話無料 | |
かけ放題+ | 月額1400円 | 無制限で 国内通話無料 |
IIJmioのかけ放題サービスのほうが高くなってしまいますが、IIJmioで20GBプラン契約+かけ放題+を契約しても合計月額3400円で済みます。
IIJmioのメリット・特徴まとめ
- ドコモ回線かau回線か選べる
- SIMの機能とデータ容量を選べて自由に組み合わせできる
- 余ったデータ容量翌月繰り越し、バースト機能、高速通信オンオフ機能あり
- 同一mioID内でデータ容量のシェア/プレゼントができる
- 販売しているスマートフォンの種類が充実している
- 家族間の通話割引や通話定額オプションがある
- IIJmioの光回線とセットで契約していると割引
- サポート体制が充実している
- 音声SIMを契約しているならLINEの年齢認証ができる
- 2024年6月21日から「IIJmioご愛顧感謝特典」の提供開始
ドコモ回線かau回線か選べ、データ容量も2GBから50GBまで選べる
回線 | 契約できるSIM |
---|---|
タイプD (ドコモ回線) | 音声SIM(物理) 音声eSIM SMS データ データeSIM |
タイプA (au回線) | 音声SIM(物理) 音声eSIM SMS データ |
IIJmioはドコモ回線またはau回線が選択できて、データ容量は2GB/4GB/8GB/15GB/20GB/30GB/40GB/50GBまで幅広いデータ容量が用意されています。
IIJmioはNTTドコモやKDDI(au)から回線を借りてサービスを提供しています。IIJmioではドコモ回線のことを「タイプD」、au回線のことを「タイプA」と呼んでいます。
音声SIM(物理SIMカード)や音声eSIMで契約する場合はドコモ回線またはau回線が選べます。
今ドコモ回線を利用しているならIIJmioでもドコモ回線を、au回線を利用しているならIIJmioでもau回線を契約するといいでしょう。
今キャリアを契約している人は、とりあえず音声eSIMの2ギガプランで契約してみて使い勝手を確認してからIIJmioに乗り換えるのもいいですね。
同一mioID内で契約する回線のデータ容量をシェアできる「データシェア機能」が提供されており、データ量が余ったり足りなくなっても家族で分け合えるので無駄なく便利に利用できます。
同一mioID内で契約する回線のデータ容量をプレゼントできる「データ容量プレゼント」が提供されており、毎月のデータ量も、別で購入した追加データ量もプレゼントできます。データ量の有効期限を確認してプレゼントすることもできます
家族間の通話割引や通話定額オプションがある
IIJmioには家族間の無料通話はありませんが、家族間の通話が20%割引される「ファミリー通話割引」、通話定額オプションが提供されています。
同一mioID内で契約しているみおふぉん同士であれば対象となります。オプションの契約などは必要ありません。家族間通話であれば、通話料が通常税込11円/30秒のところ、税込8.8円/30秒となります。
通話定額オプションは3つ用意されており、専用アプリ不要、標準電話アプリからの発進で通話オプション対象になります。
月額料金 | 国内通話 | |
---|---|---|
通話定額5分+ | 月額500円 | 1回5分以内の 国内通話無料 |
通話定額10分+ | 月額700円 | 1回10分以内の 国内通話無料 |
かけ放題+ | 月額1400円 | 無制限で 国内通話無料 |
超過時は税込11円/30秒
同一mioID内通話の場合 税込8.8円/30秒
販売しているスマートフォンの種類が充実している
IIJmioではAndroidスマートフォンや中古iPhoneなど多くのスマートフォンが購入できます。
10万前後のハイスペックなスマホから、1万円台の格安スマホまで、非常に多くのスマートフォンが販売されています。IIJmioに乗り換えする際に同時にスマートフォンを購入することで、端末が大幅割引されることもあります。
サポート体制が充実している
IIJmioは店舗が存在しないため、店頭での直接サポートができません。
その代わり、年中無休9時から19時までのWEBチャット、年中無休9時から19時までの電話サポート、1700件以上のFAQを掲載したサポートサイト、ツイッターサポート、メールサポートなどのサポートが充実しています。
音声SIMを契約しているならLINEの年齢認証ができる
音声SIMまたは音声eSIMを利用している人はLINEの年齢認証が行なえます。データSIM・SMS SIM・データeSIMでは年齢認証できません。
LINEの年齢確認ができると、LINE ID検索やオープンチャットといった機能を利用できるようになります。
IIJmioにて利用者登録を行い、LINEアプリ内で年齢確認を実施することで年齢認証が完了します。
IIJひかりとのセット割「mio割」がある
IIJmioのSIMサービス(IIJmioモバイルサービス・IIJmioモバイルプラスサービス)とIIJmioひかりを同時に利用することで、毎月660円おトクに利用できます!
2024年6月21日から「IIJmioご愛顧感謝特典」の提供開始
2024年6月21日から「IIJmioご愛顧特典」の提供が開始されています。日頃からサービスを利用している人に感謝の意を込めて新設するもので、以下の3つの特典が順次提供されます。
特典名 | 特典内容 |
---|---|
mio優待券 (2024年6月21日開始) | 契約内容に応じて スマホ割引券(mio優待券)をプレゼント 端末単体での購入時に利用可能 |
家族割引 (2024年10月1日開始) | ギガプランの音声SIM/音声eSIMが対象 2回線以上保有している人に、音声SIMまたは音声eSIMの月額料金を1回線あたり100円/月を割引 |
長期利用特典 (2025年1月23日開始) | ①データ量を毎年最大5GBプレゼント ②1年あたり1回までSIM交換・再発行手数料無料 ③1年あたり1回までギガプランの回線を追加する際の初期費用を割引 |
ahamo(アハモ)からIIJmioに乗り換え(MNP)のデメリット・注意点
- ahamoと比べると、確実に通信速度が遅くなる
- ahamoのAndroidスマホはau回線と相性が悪い
- 国内5分無料通話/海外データ通信30GB無料がなくなる
- 110GB使えるようになるオプションは無い
- ahamoは速度制限後も最大1Mbpsで利用できるが、IIJmioは最大300kbpsに制限
ahamoと比べると確実に通信速度が遅くなる
ahamoからIIJmioに乗り換えると、通信速度が確実に遅くなります。
ahamoはドコモの料金プランの1つなので回線品質もドコモ本家と同等レベルですが、IIJmioはドコモにお金を払って回線を借りてサービスを提供しているので、「IIJmioのドコモ回線の品質はドコモ本家と同じ」は絶対に違うと断言できます。
IIJmioに限った話ではありませんが、格安SIMは昼休み・通勤時間帯になると利用者が増えて通信速度が低下する傾向にあります。
格安SIM事業者もこの問題はもちろん把握していて、回線増強などを行っていますが、どうしても焼け石に水という状態が続いています。
ドコモのAndroidスマホはau回線と相性が悪い
ドコモから販売されているAndroidスマホは、ドコモ回線には確実に対応していますが、au回線には対応していない可能性が非常に高いです。
2022年以降に販売された一部のAndroidスマホであれば、au回線に対応している可能性があります。
国内通話5分無料/海外データ通信30GB無料がなくなる
ahamoで無料で利用できた国内通話5分無料や、海外データ通信30GB無料が利用できなくなります。
その代わり、IIJmioでは有料のオプション契約による国内通話割引が存在します。
また、IIJmioでは海外データ通信を利用することが出来ません。音声通話やSMSは申し込みなしで利用出来ますが、別途料金がかかります。
100GB使えるようになるオプションは無い
IIJmioの月間データ容量は最大で月20GBまでで、ahamoのように合計100GB近く使えるようになるオプション・データ量購入サービスも用意されていません。
ギガプラン専用追加データ量は1GBあたり220円で、毎月最大20枚まで購入できます。
ahamoは速度制限後も最大1Mbpsで利用できるが、IIJmioは最大300kbpsに制限
ahamoは基本月間データ容量20GB超過後、大盛りオプション契約時の月間データ容量100GB超過後も、最大1Mbpsでデータ通信できますが、IIJmioは最大300kbpsに制限されます。
IIJmioでは、高速データ通信オフ時、高速データ容量残量がない場合、通信速度が最大300kbpsに制限されます。
また、3日あたりの通信量が366MBを超えた場合、SIMカードを使った通信速度が制限される場合があります。
ahamo(アハモ)からIIJmioに乗り換え(MNP)でよくある質問
ahamo(アハモ)からIIJmioに乗り換えるときのベストタイミングは?
月末日までに乗り換えが完了するようにIIJmioを申し込みましょう。
ahamoは、解約する月やahamoから他社へ転出する月の利用料金は、日割り計算されずに1ヶ月分満額請求されます。
IIJmioは、ギガプランを月の途中で新規契約/他社から乗り換え(MNP)で契約した場合、利用開始月の月額料金は日割り計算されます。
乗り換え時の注意点
ahamoからIIJmioへの回線切替が月をまたいでしまった場合は、翌月のahamoの月額料金の支払いが必要になります。
たとえば、
- ahamoからIIJmioに乗り換える
- 1月29日にIIJmioのSIMカードを「他社から乗り換え」で申し込んだ
- 2月1日にSIMカードが届いた
- 2月1日にIIJmioでMNP開通手続きをした
場合は、2月1日付けでahamoが自動解約されてIIJmioが開通します。1月分だけでなく、2月分のahamoの月額料金の支払いが必要です。
ahamo側で契約解除料などは発生する?
ahamoは契約解除料およびMNP転出手数料は無料です。
ahamoからIIJmioに乗り換えた月のahamoの利用料金の支払いは絶対に必要です。
解約月の利用料金は日割り計算されずに満額請求されるので、最低でもahamoの基本料金である月額2,970円の支払いが発生します。
ahamoでSIMカードやeSIMのみを契約している人は、IIJmioに乗り換える時に発生するのはこの利用料金の支払いしかありません。
- 契約解除料 : 無料
- MNP転出手数料 :無料
- ahamoからIIJmioに乗り換えた月のahamoの利用料金(日割りなし)
- 分割払いで購入したスマホの残りの支払い(完済していない場合)
- SIMロック解除手数料は無料
IIJmio側で発生する費用は?
IIJmioでは事務手数料・SIMカード発行手数料・IIJmioを契約した月の利用料金が請求されます。
また、利用できるデータ量(ギガ数)も日割りで付与されます。
- 事務手数料3300円
- SIMカード発行手数料433.4円(タイプD)/446.6円(タイプA)
- 契約した月の利用料金(日割り計算)
IIJmioの開通までにかかる時間は?
SIMカードの場合、申し込み内容に不備がなければ本人確認完了後、最短3~4日程度で届きます。なお、端末と同時に申し込みの場合、SIMカードと端末は同時に発送されます。
音声eSIMの場合、申し込み内容に不備がなくIIJmio側で申込が殺到していなければ、最短即日で開通します。
音声eSIMの場合は、毎日20時30分以降~翌日9時までの間は、eSIM開通処理ができないようになっています。該当時間に各手続きが完了した場合、メンテナンス終了後、または翌9:00以降アクティベーションコード発行完了のメール通知が届きます。
IIJmioが課金開始されるのはいつ?
SIMカードや端末セットの場合、お届け予定日が「課金開始日」になります。利用開始月の月額料金とデータ量は日割りです。
音声SIMの場合、音声通話付帯料も日割となります。 音声eSIMを契約している場合は、IIJmioの開通手続きが完了した時点で課金開始となります。
開通手続きを行わない場合、MNP予約番号有効期限当日内に自動的に開通されます。
ahamoで分割払いでスマホを購入したけど乗り換えできる?
ahamoで販売されているスマホを分割払いで購入している場合は、ahamoからIIJmioに乗り換えた後も、分割払いの支払いは完済するまで継続します。
ahamoからIIJmioに乗り換えるからといって、スマホの分割払いがチャラになることは絶対にありません。なお、ドコモショップに行けば分割払いの残債を一括精算も可能です。
SIMカードの返却は必要?
ahamoのSIMカードの返却は不要です。自分で捨ててください。
不安ならSIMカードをハサミで切ればOKです。