
楽天モバイルは台湾でも追加料金なしで海外ローミングが毎月2GB使用可能です。

荒巻大輔(株式会社GET NINE)
格安SIM業界の動向を10年以上追い続け、延べ5,000人以上の契約・プラン選びをサポートしてきました。
私は楽天モバイルを2020年4月15日から契約しており、2026年8月時点で5年以上継続利用しています。通信速度・地下や屋内での電波の入り方・海外ローミング・Rakuten Linkの通話品質などを、契約者として自ら実機で検証してきました。
楽天モバイルのほかにも、ドコモ/ahamo、au/UQモバイル/povo、ワイモバイル/LINEMO を実際に契約・利用中。複数キャリアを横断する立場から、楽天モバイルの強み・弱みを客観的にお伝えできるよう努めています。
本記事は、SNSアンケート結果や口コミだけを集めた「コタツ記事」や、外注ライターによる伝聞ベースの記事ではなく、楽天モバイル公式の一次情報と運営者自身の5年以上の実利用に基づき執筆・監修しています。


【体験談】実際に楽天モバイルの海外ローミングを台湾で使ってみたら、空港到着後すぐに繋がった

私は2025年9月に台湾で、楽天モバイルの海外ローミングを利用しました。iPhoneに楽天モバイルのeSIMを入れて使っています。
台北松山空港に到着して機内モードをOFFにすると、すぐに中華電信(台湾の通信事業者)の電波を掴みました。特別な操作は必要なく、現地のSIMに差し替えることもなく、到着後すぐにデータ通信が使えました。日本で使っている楽天モバイルの電話番号もそのままで、SMSの受信も日本にいるときと同じく無料なので、認証コードの受け取りなどにも困りませんでした。
現地ではGoogleマップで地図を見たり、Uberでタクシーを呼んだり、行く予定の場所のWebサイトを閲覧する程度に利用を抑え、音楽・動画の視聴はしていません。台北駅、九份、十分などで問題なく使えました。9月1日から9月8日までの8日間で使ったデータ量は0.65GBでした。毎月2GBまで無料の枠に対して、8日間の旅行で3分の1も使っていない計算です。
なお、私は今回の渡航で、楽天モバイルのほかにahamoの海外ローミングと中華電信の旅行者向けSIMカードも併用していました。通信を複数の回線に分散していたこともあり、楽天モバイルの利用は0.65GBで済んでいます。とはいえ、一泊二日程度の短い旅行であれば、楽天モバイル1回線だけでマップやタクシー配車を使っても、2GBの枠に十分収まる範囲だと感じました。
2GBで足りるか不安な人はWi-Fiも活用しましょう。台湾はホテルや駅、商業施設などで無料Wi-Fiが使える場所が多いので、動画を見たりアプリを更新したりするときはWi-Fiにつなげば、楽天モバイルの2GBを節約できます。
楽天モバイルの海外ローミングを台湾で使うときの基礎知識・メリットまとめ
台湾でのデータ通信も、SIMの入れ替え不要・追加料金なしで使える

楽天モバイルは、台湾を含む海外指定107の国と地域で、毎月2GBまでの高速データ通信が無料で利用できます。これは「Rakuten最強プラン」だけでなく、「Rakuten最強プラン(データタイプ)」でも同様です。
海外でのローミング利用に追加料金はかかりません。2GB分のデータ通信はすでに月額料金に含まれており、特別な申し込みやオプションも不要です。
この2GBを使い切った後も通信は継続できますが、速度は最大128kbpsに制限されます。それでもメッセージアプリや簡単なWeb閲覧程度なら利用可能です。
また、台湾でのデータ利用分も、国内での利用と同様に「Rakuten最強プラン」のデータ使用量にカウントされます。たとえば、ある月に日本で0.5GB、台湾で2GBを利用した場合、その月の合計データ利用量は2.5GBとなり、利用料金は1,078円になります。
海外ローミングの対応エリアは、海外ローミング 対応エリア・料金 | お客様サポート | 楽天モバイルで確認してください。
月2GBを超えても最大128kbpsになるだけで高額請求されない
楽天モバイルの海外ローミングでは、月2GBの高速データ容量を使い切っても、自動で高額なデータ通信料が請求されることはありません。2GBを超えると通信速度が最大128kbpsに制限されるだけで、勝手に課金が始まったり、通信が完全に止まったりすることはないので安心してください。
「2GBを超えると通信料がどんどんかかる」と思っている人がいますが、これは誤解です。楽天モバイルの海外ローミングでは、データチャージを自分で購入しない限り、2GBを超えた分に追加料金はかかりません。速度制限がかかった状態でそのまま使い続けても、料金は一切増えません。
128kbpsという速度は、正直に言えば動画視聴やWebサイトの閲覧には厳しい速度です。ただし、LINEのテキストメッセージやメールのやり取り程度であれば、問題なく使えます。
もし速度制限が不便で高速通信に戻したい場合は、my 楽天モバイルから1GBあたり500円(不課税)でデータチャージできます。これは自分で購入したときだけ発生する料金なので、チャージしなければ追加料金は一切かかりません。
毎月1日0時に2GB付与されるので、月またぎも長期滞在も安心

楽天モバイルの海外ローミングでは、毎月1日0時に自動で高速データ容量2GBが付与されます。前月に使い切れなかった容量は繰り越されずリセットされますが、月ごとに確実に2GBがもらえます。
たとえば、1月30日に台湾へ渡航し、1月31日までに2GBを使い切っても、2月1日0時になると新たに2GBの高速通信が自動で付与されるため、月をまたいで台湾に滞在していても翌月から再び高速通信が利用できます。
ahamoは海外でも30GBまでデータ通信が使えますが、海外滞在が15日を超えると速度制限がかかり、一度日本に帰国するまで解除されない仕様になっています。その点、楽天モバイルにはこうした日数の制限がありません。台湾などに長期滞在する人でも、毎月2GBずつ高速通信を使い続けられるのは大きなメリットです。
Rakuten Linkアプリ利用で日本の電話番号との国際通話が無料

楽天モバイルのRakuten Linkアプリを使えば、台湾滞在中でも日本の電話番号への通話が無料で利用できます。相手がRakuten Linkアプリを使っていなくても、通常の携帯番号や固定電話への発信が可能です。しかも、通話にかかるデータ通信はデータ利用量としてカウントされないため、2GBの高速通信枠を消費する心配もありません。
たとえば以下のようなケースでも、すべて無料で通話できます。
- 海外にいるRakuten Linkユーザー同士の通話
- 台湾から日本の実家に電話をかける
- 一緒に旅行している友人(日本の電話番号)と連絡を取る
「国際通話かけ放題」(月額980円)を契約すると、日本から海外の通話、海外から海外の通話がかけ放題になります。
国際通話の利用方法や料金については、国際通話(海外でのご利用方法) | お客様サポート | 楽天モバイルをご覧ください。
※Rakuten LinkアプリiOS版をご利用のお客様は、相手がRakuten Linkを利用していない場合、iOS標準の電話アプリに着信いたします。海外にいるときは着信料が発生いたしますのでご注意ください。
※(0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話については、無料通話の対象外となります。対象外番号一覧をご確認ください。
※ Rakuten Linkアプリを利用した場合、海外の対象国と地域からのみ発着信可能となります。その他の地域に関してはWi-Fi接続中の場合のみ発着信可能となります。
※国際通話・国際SMSのサービスエリア・提供条件は予告なく変更になる場合があります。
※通話先の相手国・地域によっては、現地事業者の設備などの都合により接続できない場合があります。
Rakuten Linkアプリ同士なら日本でも海外でも国際SMSが送受信無料

Rakutenアプリ同士なら日本でも海外でも国際SMSが送受信無料です。
Rakuten Linkアプリ利用なら台湾および対象の国と地域の電話番号へ送信無料、相手がアプリ未利用でも海外から日本の電話番号へ送信無料です。データ利用量にもカウントされません。
なお、お使いのスマートフォンのOSや利用のアプリによって対応状況や料金が異なりますのでご注意ください。Androidスマホであれば、Rakuten Linkアプリを使えば日本でも海外でも国際SMS送信が無料です。
国際SMSが利用可能な国・地域や料金は、国際SMS | オプションサービスや、国際SMS(海外でのご利用方法) | お客様サポートをご覧ください。
※Rakuten LinkアプリiOS版をご利用のお客様は、相手がRakuten Linkを利用していない場合、Rakuten Linkで国際SMSを送受信することができません。ご利用の際はiOS標準のメッセージアプリをご利用ください。
※Rakuten Linkアプリを利用した場合、海外の対象国と地域からのみ送受信可能となります。
※国際通話・国際SMSのサービスエリア・提供条件は予告なく変更になる場合があります。
※ご利用の機種や、海外ローミング先のネットワーク、または通信先の相手国のネットワークの通信事情により、一覧にある事業者でサービスをご利用いただけない場合があっても当社は一切の責任を負いません。
楽天モバイルの海外ローミングを台湾で利用するための設定方法

【手順①】日本にいる間に楽天モバイル回線への接続、Rakuten Linkのインストールを行う
海外ローミングの注意事項として、台湾に渡航する前に日本で楽天モバイルネットワークへの接続、日本でRakuten Linkの認証が必要です。Rakuten Linkは海外ローミングエリアによっては認証できない場合があります。
【手順②】日本にいる間にmy楽天モバイルで海外ローミングをオンにする
台湾に出発する前に、日本国内で事前にmy楽天モバイルでデータ通信・音声通話の設定を行ってください。
台湾到着後にこの設定を行うと、オンになるまで(楽天モバイルの処理が完了するまで)時間がかかる可能性があります。必ず日本で設定してくださいね。
データ通信

海外データ通信を利用する場合、「my楽天モバイル」の通信プラン画面にある、「海外ローミング(データ通信)」の設定をONにしてください。詳細は、海外ローミング(データ通信)ご利用方法 | 通話/通信サービス(国際)をご覧ください。
音声通話

Rakuten Linkアプリで国際通話・国際SMSを利用する場合は、my楽天モバイルの契約プラン画面にある、「海外ローミング(データ通信)」と「国際通話・国際SMS」をONにしてください。
OS標準アプリで国際通話・国際SMSを利用する場合は、my楽天モバイルの契約プラン画面にある、「海外ローミング(データ通信)」と「国際通話・国際SMS(海外でOS標準の電話アプリ・メッセージアプリ利用時)」をONにしてください。
詳細は国際通話(海外でのご利用方法)をご覧ください。
【手順③】台湾に到着後、スマホの「データローミング」をオンにする
台湾に到着したら、楽天モバイルのSIMを入れているAndroidスマホやiPhoneの「データローミング」をONに設定してください。
iPhoneの設定方法
iPhoneの場合は、「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」からオンにしてください。
Androidスマホの設定方法
Androidスマホの場合は、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」からオンにしてください。
【手順④】画面上部に「Rakuten」が表示されているか確認
画面上部の通信事業者部分に「Rakuten」が表示されていれば、データ通信可能となります。
iPhoneと一部のAndroid製品では渡航先の海外通信事業者が表示される場合がありますが、問題なく国際ローミングサービスを利用できます。iPhoneで中華電信に接続していると「中華電信」と表示されます。
【手順⑤】通信が不安定な場合、「ネットワークを自動的に選択」をオフにして、中華電信等を選択
台湾での通信が不安定だと感じたときは、Androidスマホは「ネットワークを自動的に選択」をオフに、iPhoneは「ネットワーク選択」の自動をオフにしてください。ローミング先を手動で選択できるようになります。
自動で繋がっているのが中華電信以外の場合は、まずは中華電信を手動で選んでみてください。逆に中華電信の電波の調子が悪い場合は台灣大哥大や遠伝電信を選んでみてください。
iPhoneのネットワーク変更方法
- 「設定」→「モバイル通信」→「ネットワーク選択」をタップ
- 「自動」をオフにする
- 利用したいネットワークを選択する(中華電信、台灣大哥大、遠伝電信)
Androidのネットワーク変更方法
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「詳細設定」をタップし、「ネットワークを自動的に選択」をオフにする
- 「ネットワークを選択」をタップする
- 利用したいネットワークを選択する(中華電信、台灣大哥大、遠伝電信)
【手順⑥】帰国後はオンにしたものをオフにする
日本に帰国したら、「my楽天モバイル」の通信プラン画面にある、「海外ローミング(データ通信)」をOFFにしてください。
楽天モバイルのSIMを入れているAndroidスマホやiPhoneの「データローミング」をOFFに設定してください。
スマートフォンの設定でネットワークを手動で設定した場合は、通信事業者の設定を「自動」、もしくは手動で設定しましょう。
【公式データ】台湾での楽天モバイル海外ローミング料金
参考までに、私が使った台湾でのデータ通信・通話・SMSの料金を、楽天モバイル公式の対応状況で確認すると以下のとおりです(iPhone 17 Proの場合)。
ローミング先は「中華電信」、「遠伝電信」、「台湾大哥大」の3社
海外ローミング 対応エリア・料金 | お客様サポート | 楽天モバイルでローミング先を確認できます。
渡航先を台湾、製品をiPhone 17 Proにして調べると、台湾でのローミング先は中華電信(Chunghwa Telecom)・遠傳電信(Far EasTone)・台湾大哥大(Taiwan Mobile)の3社でした。
日本でいうとドコモ・au・ソフトバンクのような、台湾の主要3キャリアです。4Gは3社すべてで使えますが、5Gは中華電信のみ対応しています。
なかでも中華電信は台湾最大の通信事業者で、日本でいうドコモのような存在です。私は年1回台湾に行くたびに、台北松山空港で中華電信のプリペイドSIMを買って使っていますが、電波が圏外になったことは一度もありません。楽天モバイルの海外ローミングでも自動で接続されたのは中華電信だったので、台湾では最も信頼できる回線だと感じています。
データ通信は3社とも4Gデータ通信が利用可能。2GBまで0円
| 通信事業者 | 4G | 5G |
|---|---|---|
| Chunghwa(中華電信) | 2GBまで0円 | 2GBまで0円 |
| FET(遠傳電信) | 2GBまで0円 | 非対応 |
| TWM(台湾大哥大) | 2GBまで0円 | 非対応 |
台湾の3社いずれも、4Gで2GBまで0円(Rakuten最強プランの料金に含む)で使えます。私が掴んだChunghwa(中華電信)は5Gにも対応していました。2GBを超えると最大128kbpsに制限され、必要なら1GB/500円(不課税)でチャージできます。
通話・SMS:Rakuten Linkアプリ同士なら全部0円
自分も相手もRakuten Linkアプリを使用している場合、台湾でも以下のとおりすべて0円です。
| 発信・送信 | 着信・受信 | |
|---|---|---|
| 国際通話 | 0円 | 0円 |
| 国際SMS | 0円 | 0円 |
【iPhone】通話・SMS:相手がRakuten Link以外の場合
iPhone(iOS版Rakuten Link)を使っている場合、相手がRakuten Linkを使っていないと、着信とSMSがiOS標準アプリに切り替わり、料金が発生します。
| 操作 | Rakuten Link | OS標準アプリ |
|---|---|---|
| 【通話】海外から現地の電話番号へかける | 57円/30秒 | 115円/分 |
| 【通話】海外から日本の電話番号へかける | 0円 | 290円/分 |
| 【通話】海外からその他の国の電話番号へかける | 国・地域別従量課金 | 270円/分 |
| 【通話】着信 | 利用不可(iOS標準アプリに着信) | 170円/分 |
| 【SMS】海外から日本の電話番号へ送信 | 利用不可(iOS標準アプリで送信) | 100円/通 |
| 【SMS】海外から海外の対象国・地域へ送信 | 利用不可(iOS標準アプリで送信) | 100円/通 |
| 【SMS】海外からその他の国へ送信 | 利用不可(iOS標準アプリで送信) | 100円/通 |
| 【SMS】受信 | 利用不可 | 0円 |
iPhoneの場合、相手がRakuten Link未使用だと、Rakuten Linkアプリでは着信もSMS送信もできず、iOS標準アプリに切り替わります。その結果、着信1分170円・SMS1通100円が発生してしまいます。海外で電話に出るだけでも料金がかかるので、iPhoneユーザーは特に注意が必要です。
【Android】通話・SMS:相手がRakuten Link以外の場合
Android(Android版Rakuten Link)を使っている場合、相手がRakuten Linkを使っていなくても、Rakuten Linkアプリ経由なら料金を抑えられます。
| 操作 | Rakuten Link | OS標準アプリ |
|---|---|---|
| 【通話】海外から現地の電話番号へかける | 57円/30秒 | 115円/分 |
| 【通話】海外から日本の電話番号へかける | 0円 | 290円/分 |
| 【通話】海外からその他の国の電話番号へかける | 国・地域別従量課金 | 270円/分 |
| 【通話】着信 | 0円 | 170円/分 |
| 【SMS】海外から日本の電話番号へ送信 | 0円 | 100円/通 |
| 【SMS】海外から海外の対象国・地域へ送信 | 0円 | 100円/通 |
| 【SMS】海外からその他の国へ送信 | 100円 | 100円/通 |
| 【SMS】受信 | 0円 | 0円 |
Androidの場合、相手がRakuten Link未使用でも、Rakuten Linkアプリを使えば日本への発信・着信・SMS送信(対象国宛)がすべて0円です。iPhoneで有料になる着信(170円)やSMS送信(100円)も、Androidなら無料で済みます。海外での通話・SMSのコストを抑えたいなら、Androidのほうが有利です。
台湾で楽天モバイルの海外ローミングが利用できない・電波の調子が悪いときの対処法
台湾で楽天モバイルが繋がらないときは、あわてず以下を順番に確認してみてください。対応エリアなので、多くの場合は設定のどこかがオフになっているだけで解決します。
- my 楽天モバイルで海外ローミング設定がオンになっているか確認する
- スマホ本体側のデータローミング設定がオンになっているか確認する
- ネットワーク選択を「手動」にして、現地3社(中華電信・遠傳電信・台湾大哥大)を選んでみる
- 優先ネットワークを4Gから3G/2Gに変更してみる
- 機内モードのオン/オフを行う(オンにして数秒後にオフ)
- 本体を再起動する
- iOSが最新バージョンか確認し、必要ならアップデートする
- 2GBを使い切って速度制限がかかっていないか確認する
以下で、それぞれの手順を詳しく説明します。
my楽天モバイルと端末側のローミングがオンになっているかを確認
最初に、次の2つの設定がオンになっているか確認しましょう。
ひとつ目は、my 楽天モバイルで海外ローミングの設定がオンになっているか。出発前に日本でオンにしておくのが基本です。
ふたつ目は、スマホ本体側のデータローミングがオンになっているか。iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」、Androidなら「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「ローミング」をオンにします。画面上部の通信事業者名に「Rakuten」または現地事業者(Chunghwa・FET・TWMなど)が表示されていれば、データ通信ができる状態です。
ちなみにどの国でも、SNSで「◯◯で楽天モバイルが繋がらなかった」と投稿している人をときどき見かけます。ただ、そういった投稿を見るたびに、私は「本当に両方のローミング設定をオンにしていたのかな?」と気になっています。
というのも、楽天モバイルの海外ローミングは、my 楽天モバイル側の海外ローミング設定と、スマホ本体側のデータローミング設定の両方をオンにして、はじめて使えるようになるからです。どちらか一方でもオフになっていると繋がりません。実際、繋がらないというクレームの多くは、このどちらかの設定漏れが原因です。
「繋がらなかった」という体験談を見て不安になる必要はありません。まずは自分の端末で、2つの設定が両方オンになっているかを落ち着いて確認してみてください。台湾は楽天モバイルの対応エリアなので、設定さえ正しければきちんと繋がります。
別の携帯電話事業者を手動で選択する
楽天モバイルの海外ローミングは、台湾では中華電信(Chunghwa)・遠傳電信(FET)・台湾大哥大(TWM)のいずれかの回線を利用してデータ通信を行います。
自動でうまく繋がらないときは、スマホのネットワーク選択を「自動」から「手動」に切り替えて、別の携帯電話事業者を選んでみてください。場所によっては、手動で選び直すことで改善することがあります。
私の場合は、台北松山空港に着いた時点で自動的に中華電信(Chunghwa)を掴み、台湾旅行中に圏外になることは一切ありませんでした。なので、中華電信に接続されていれば、そのまま使っていて問題ないはずです。もし電波が不安定な場所に当たったときだけ、他社への手動切り替えを試してみるとよいでしょう。
なお、5Gで通信できるのは中華電信(Chunghwa)のみで、遠傳電信(FET)と台湾大哥大(TWM)は4Gまでの対応です。5Gが掴めない場合でも、4Gで2GBまで問題なく使えるので心配いりません。
それでも繋がらないときに試すこと
上記でも改善しない場合は、機内モードのオン/オフを行う(オンにして数秒後にオフ)、本体を再起動する、電波の届きやすい窓際や屋外に移動する、といった基本的な対処を順に試してみてください。iPhoneの場合は、iOSのバージョンが最新かもあわせて確認しておきましょう。
「繋がらない」と勘違いしやすいケース
実は故障ではなく、2GBを使い切って速度制限(最大128kbps)がかかっているだけ、というケースもあります。
この速度だと体感ではほとんど繋がらないように感じますが、回線自体は生きています。高速通信に戻したい場合は、my 楽天モバイルから1GB/500円(不課税)でデータチャージできます。
台湾で楽天モバイルの海外ローミング利用時の注意点
通話・SMSはRakuten Linkを使うか、通話はLINEを使う
台湾でも、通話やSMSはRakuten Linkアプリを使えば基本的に無料です。逆に、OS標準の電話アプリやメッセージアプリを使うと料金が発生します。たとえば台湾からOS標準アプリで日本に電話をかけると1分290円、SMSは1通100円かかります。家族や友人との連絡は、Rakuten Linkか、データ通信を使うLINEで済ませるのがおすすめです。
特にiPhoneの場合、相手がRakuten Linkを使っていないと、着信やSMSがiOS標準アプリに切り替わって料金が発生します。台湾で電話に出るだけでも1分170円かかってしまうので、心当たりのない着信には出ない、連絡はLINEに統一しておく、といった対策をしておきましょう。
2GBを使い切ったら速度制限がかかる
楽天モバイルの海外ローミングで利用できる高速データ通信は毎月2GBまでです。
これを超えると最大128kbpsに制限され、地図や検索が快適に使えなくなります。とはいえ、動画やSNSの自動再生を控えれば、数日の台湾旅行で2GBを超えることはまずありません。万が一足りなくなっても、my 楽天モバイルから1GB/500円(不課税)でチャージできます。
台湾での利用分はRakuten最強プランのデータ量として加算
楽天モバイルでは、台湾滞在中に利用したデータ通信量も、日本国内での利用分と合算されて課金対象になります。つまり、「台湾で使った分だけ得」「別枠でカウントされる」というわけではなく、Rakuten最強プランの月間通信量としてカウントされます。
たとえば、以下のような使い方をした場合、合計のデータ使用量に応じて楽天モバイルの月額料金が変動します。
【例①】日本で0.5GB/台湾で2GB利用した場合
- 4月の合計利用量 : 2.5GB
- 料金 : 1,078円
【例②】日本で19GB/台湾で2GBつかった場合
- 4月の合計利用量 : 21GB
- 料金 : 3,278円
20GBを超えるため、Rakuten最強プランの最大料金である月額3,278円が適用されます。
台湾で2GB使っても、その分だけで追加料金が発生するわけではなく、あくまで月全体のデータ量で料金が決まります。普段あまりデータを使わない月に台湾旅行へ行くなら、台湾の2GBを足しても料金が変わらない、ということもあります。
Wi-Fiも活用して楽天モバイルをあまり使わないようにする
台湾は、ホテルや駅、商業施設、コンビニなどで無料Wi-Fiが使える場所が多くあります。外出中は写真や動画をアップせずに、ホテルに帰ってからアップするとよいでしょう。データ通信量を節約したい人や、2GBで足りるか不安な人は、Wi-Fiが使える場所では積極的に活用していきましょう。
【まとめ】台湾でも楽天モバイルは追加料金なしで月2GB使える
台湾は楽天モバイルの海外ローミング対応エリアなので、普段使っているスマホをそのまま持っていくだけで、毎月2GBまで追加料金なしでデータ通信が使えます。現地SIMへの差し替えやWi-Fiレンタルも不要で、空港に着いた時点からそのまま使えるのが大きな魅力です。実際に私が使ったときも、台北松山空港でiPhoneの機内モードを解除しただけで、すぐに中華電信の電波を掴みました。
最後に、この記事の要点を整理しておきます。
台湾では中華電信・遠傳電信・台湾大哥大のいずれかに接続し、毎月2GBまで0円で使えます(5Gは中華電信のみ対応)。2GBを超えても通信は切れず、最大128kbpsで使い続けられますし、足りなければ1GB/500円(不課税)でチャージできます。月をまたげば翌月1日に新たな2GBが付与されるので、長期滞在でも安心です。
通話やSMSは、Rakuten Linkアプリを使えば日本との連絡も基本的に無料です。一方、OS標準の電話アプリやメッセージアプリを使うと料金が発生し、特にiPhoneは相手がRakuten Link未使用だと着信やSMSが有料になりやすいので、連絡はRakuten LinkかLINEに統一しておくのがおすすめです。
私自身、8日間の台湾旅行で使ったデータ量は0.65GBほどでした。マップやライドシェアが中心の使い方なら、わざわざWi-FiレンタルやプリペイドSIMを用意しなくても、楽天モバイル1回線で台湾旅行は十分カバーできるはずです。台湾は無料Wi-Fiが使える場所も多いので、それも併用すれば2GBで足りないことはまずないでしょう。
まだ楽天モバイルを契約していない人は、この機会に検討してみてください。


