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【2026年8月】海外ローミングが使える格安SIM9社を比較、申込不要で月2GBから30GB使える3社を解説

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海外ローミングが使える格安SIM9社を比較。申込不要でデータ通信が使えるのは楽天モバイル・ahamo・ワイモバイルの3社です。料金・データ容量・対応国・利用条件を整理し、渡航先と滞在日数から選ぶ基準を解説します。

旅行や出張で海外に行くとき、今使っている格安SIMがそのまま使えるのか気になるところです。SIMを差し替えたり、Wi-Fiルーターをレンタルしたりする手間は避けたいという人も多いはずです。

結論から言うと、格安SIMでも海外でデータ通信は使えます。ただし全社ではありません。IIJmio・mineo・BIGLOBEモバイルは海外で音声通話とSMSしか使えず、データ通信は提供されていません。

一方で、楽天モバイル・ahamo・ワイモバイルの3社は、申し込みも追加料金も不要でデータ通信が使えます。データ容量は月2GBから30GBまで幅があり、渡航先の数も事業者ごとに異なります。

この記事では、海外ローミングが使える格安SIM9社を、料金・データ容量・申込要否・対応国で比較しました。各社の公式サイトで確認した情報をもとに、渡航先と滞在日数から自分に合う1社を選べるように整理しています。契約直後は海外データ通信を使えない事業者があるなど、見落としやすい条件もあわせて解説します。

この記事を書いた人

荒巻大輔(株式会社GET NINE)

通信費削減コンサルタント。格安SIM業界の動向を追い続けて10年以上、これまでに延べ5,000人以上の契約・プラン選びをサポート。ドコモ/ahamo、au/UQモバイル/povo、ワイモバイル/LINEMO、楽天モバイルを実際に契約し、通信速度・利用可能エリアなどを自ら検証しています。単なるアンケートや口コミを集めた「エアプ」情報ではなく、契約者としてのリアルな使用感を踏まえて解説しています。

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目次
この記事を書いた人

荒巻大輔(株式会社GET NINE)

通信費削減コンサルタント。格安SIM業界の動向を追い続けて10年以上、これまでに延べ5,000人以上の契約・プラン選びをサポート。ドコモ/ahamo、au/UQモバイル/povo、ワイモバイル/LINEMO、楽天モバイルを実際に契約し、通信速度・利用可能エリアなどを自ら検証しています。単なるアンケートや口コミを集めた「エアプ」情報ではなく、契約者としてのリアルな使用感を踏まえて解説しています。

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海外ローミングは日本のスマホと電話番号をそのまま海外で使える仕組み

データローミングは現地の通信事業者の回線を借りて通信する機能

データローミングは、契約している携帯電話会社の電波が届かない場所で、提携している現地の通信事業者の回線を利用して通信する機能です。海外ローミング、国際ローミングとも呼ばれます。

SIMカードの差し替えもWi-Fiルーターのレンタルも必要ありません。日本で使っている端末と電話番号のまま、現地に到着してデータローミングをオンにするだけで通信できます。電話番号が変わらないため、SMSで届く認証コードもそのまま受け取れます。

海外ローミングは国内プランの定額や割引が適用されない

海外での通話料・通信料は、国内の料金プランや定額サービス・割引サービスの対象外です。国内でデータ無制限プランを契約していても、そのまま海外で無制限に使えるわけではありません。

各社が用意している海外向けの定額サービスや無料枠を使わずに通信すると、従量課金で料金が積み上がります。渡航前に、自分の契約で海外データ通信がどう扱われるかを確認しておく必要があります。

格安SIMの海外ローミングは6つの項目で比較する

①データ通信に対応しているか

最初に確認すべき項目です。格安SIMのすべてが海外でデータ通信を提供しているわけではありません。

たとえばIIJmioのギガプランとmioモバイルは、海外で使えるのが音声通話とSMSだけで、データ通信は提供されていません。mineoも同様に、メールとインターネット通信は海外で利用できません。BIGLOBEモバイルに至っては、データ通信は日本国内のみのサービスと明記されています。

一方、楽天モバイル・ahamo・ワイモバイル・LINEMO・UQ mobile・povo2.0の6社は海外データ通信に対応しています。渡航先で地図やWeb検索を使うつもりなら、この6社から選ぶことになります。

②申し込みと追加料金が必要かどうか

プラン料金の範囲内に収まる事業者と、渡航のたびに手続きが必要な事業者に分かれます。

楽天モバイルとahamoは申し込みも追加料金も不要で、現地でデータローミングをオンにするだけで使えます。ワイモバイルも、シンプル3などの対象プランで世界対応ケータイに加入していれば申し込み不要です。

対してLINEMOは、世界対応ケータイに加入したうえで海外あんしん定額に申し込む必要があります。povo2.0はアプリで海外データトッピングを購入しなければ、低速通信すら利用できません。BIGLOBEモバイルは国際ローミングの申し込みから利用開始まで1時間から1日程度かかるため、出発直前の手続きでは間に合わない可能性があります。

③使えるデータ容量と超過後の扱い

無料枠のある3社でも、容量には15倍の開きがあります。楽天モバイルとワイモバイルが月2GB、ahamoが月間30GBです。

超過後の扱いも異なります。楽天モバイルは最大128kbpsに制限され、1GBあたり500円のチャージで高速通信に戻せます。ワイモバイルは当月末まで128kbpsに制限され、追加購入は1,000円/1GBです。ahamoは最大1Mbpsに落ちるだけなので、制限後でもある程度は使えます。

定額サービスを使うLINEMOとUQ mobileは、そもそもデータ容量が無制限です。使い切る心配がない代わりに、1日あたり800円から980円の費用がかかります。

④渡航先が対応エリアに含まれるか

対応国・地域数は楽天モバイルが107、ahamoが91です。数字だけを見ると楽天モバイルが広く見えますが、含まれる国が同じではありません。

たとえばモンゴルとフィジーはahamoが対応し、楽天モバイルは対応していません。逆にスリランカとネパール、アルゼンチンは楽天モバイルが対応し、ahamoは対応していません。モルディブは楽天モバイルとahamoのどちらも対象外です。

使用する端末によっても利用可否は変わります。各社の対応エリア検索で、渡航先と機種の組み合わせを確認してください。

⑤音声通話とSMSの料金

海外では発信だけでなく着信にも料金がかかります。かけ放題オプションも海外では適用されません。

povo2.0の場合、韓国滞在中の通話料は滞在国内への発信が1分50円、日本への発信が1分125円、着信が1分70円です。アメリカならそれぞれ1分120円、140円、165円になります。SMSは送信が1通100円で、受信は無料です。

例外は楽天モバイルで、Rakuten Linkアプリを使えば日本の電話番号との国際通話が無料になります。アプリ同士なら国際SMSの送受信も無料です。

⑥契約からの経過期間と利用条件

見落としやすいのが、契約直後に使えない期間があることです。

LINEMOを新しい電話番号で契約した場合、課金開始から4か月目の末日まで世界対応ケータイに加入できません。加入できるのは5か月目以降です。ワイモバイルもSIMのみで新規契約した場合、契約月から4か月間は海外でのデータ通信を利用できません。いずれも他社からのMNPや番号移行であればすぐに使えます。

このほか、UQ mobileで海外ダブル定額を使うにはau海外放題拒否オプションへの申し込みが必要で、povo2.0のデータ専用プランは海外で利用できません。渡航予定がある状態で契約するなら、これらの条件を先に確認してください。

海外ローミングが使える格安SIM9社の比較表

データ通信が使える6社と、音声通話・SMSのみの3社に分けて整理しました。

データ通信が使える格安SIM6社

事業者申し込み海外で使えるデータ容量料金対応国・地域
楽天モバイル不要毎月2GB
(超過後は最大128kbps)
プラン料金に含まれる107
ahamo不要月間30GB
(超過後は最大1Mbps)
プラン料金に含まれる91
ワイモバイル不要
(世界対応ケータイへの加入が必要)
月2GB
(超過後は最大128kbps)
プラン料金に含まれる定額国Lの地域
LINEMO必要海外あんしん定額 定額国L 無制限980円/1日200以上
UQ mobile不要
(予約割の利用にはアプリでの予約が必要)
au海外放題 無制限800円/24時間~渡航先ごとに要確認
povo2.0必要海外データトッピング 0.3GB~10GB640円/回~160以上

※楽天モバイルの対応国・地域数は飛行機内を含む2026年4月8日時点の数です。
※ワイモバイルの月2GBは、シンプル3 S/M/L・シンプル2 S/M/L・シンプルS/M/Lが対象です。
※UQ mobileの料金は事前予約を行った場合の料金です。
※povo2.0の対応国・地域数はデータ通信の数です。

音声通話・SMSのみ使える格安SIM3社

事業者申し込み海外データ通信対象のSIM
IIJmio不要利用不可音声通話SIM・音声eSIM
mineo不要利用不可ドコモプラン・auプランの音声通話サービス
BIGLOBEモバイル必要利用不可音声通話SIM

申込不要で海外データ通信が使える格安SIMは3社

楽天モバイル・ahamo・ワイモバイルの3社は、オプションの申し込みも追加料金も必要なく、プラン料金の範囲内で海外データ通信が使えます。渡航のたびに手続きをする必要がないため、旅行や出張の回数が多い人ほど手間の差が出ます。

楽天モバイルは海外107の国と地域で毎月2GBまで使える

楽天モバイルは、飛行機内を含む海外指定107の国と地域(2026年4月8日時点)で、高速データ通信が毎月2GBまでRakuten最強プランの料金支払いのみで利用できます。海外ローミング用のオプションはなく、プランに含まれています。

項目内容
データ容量毎月2GB
料金プラン料金に含まれる
超過後最大128kbps
1GBあたり500円でデータチャージ可能
申し込み不要
利用条件Rakuten最強プラン/Rakuten最強プラン(データタイプ)を契約中
渡航先と利用端末が海外ローミングの対応エリアに該当
対応国・地域107(飛行機内を含む)
音声通話・SMSRakuten Linkアプリ利用時は日本の電話番号との国際通話が無料
国際SMSはアプリ同士なら送受信無料

海外ローミングで使ったデータは、Rakuten最強プランのデータ利用量として換算されます。国内で使った分と合算され、月額料金の段階が決まる点は把握しておきましょう。

2GBを超えると通信速度が最大128kbpsに制限されますが、超過しただけで自動的に追加料金が発生することはありません。高速通信に戻したい場合は、my 楽天モバイルから1GBあたり500円で手動チャージします。

ahamoは海外91の国・地域で月間30GBまで使える

ahamoは、追加料金不要で海外91の国・地域でデータ通信が利用できます。NTTドコモは日本人の渡航先の約98%をカバーしているとしています。無料で使えるデータ容量は9社のなかで最大です。

項目内容
データ容量月間30GB
料金プラン料金に含まれる
超過後最大1Mbps
利用可能データ量の追加購入で解除可能
申し込み不要
利用期間海外で最初にデータ通信した日を起算日として、15日経過後の日本時間0時以降は最大128kbps
対応国・地域データ通信91
音声通話・SMS 200以上
テザリング利用可能

大盛りオプションに加入している場合も、海外での月間利用可能データ量は30GBです。海外で30GBを超えると送受信時最大1Mbpsとなり、大盛りオプション加入中はデータ量を追加購入しても当月末まで解除できません。

15日を超えて利用した場合の速度制限は、日本に帰国してデータ通信を行うまで解除されません。データ量の追加購入でも解除できないため、2週間を超える滞在には向きません。

ahamoの料金プランでは「世界そのままギガ」「世界ギガし放題」は利用できません

ワイモバイルはシンプル3などの対象プランで月2GBまで使える

ワイモバイルは、シンプル3 S/M/L・シンプル2 S/M/L・シンプルS/M/Lを契約し、世界対応ケータイに加入していれば、海外あんしん定額の定額国Lの地域で月2GBまで追加料金なしでデータ通信が使えます。海外あんしん定額への申し込みは不要です。

データ容量月2GB
料金プラン料金に含まれる
超過後当月末まで最大128kbps
1,000円/1GBで追加購入可能
申し込み不要
利用条件シンプル3 S/M/L、シンプル2 S/M/L、シンプルS/M/Lを契約中
世界対応ケータイ(無料)に加入済み
対象国海外あんしん定額の定額国Lの地域
音声通話・SMS対象外(別途料金)

世界対応ケータイ自体は月額無料で、My Y!mobileから申し込めます。定額国Lにはアメリカ本土・ハワイ・韓国・台湾・タイ・ドイツ・フランスなど、渡航先として人気の国が含まれています。

SIMのみで新規契約した場合、契約月から4か月間は海外でのデータ通信を利用できません

なお、2026年秋以降、シンプル3・シンプル2・シンプルでは海外あんしん定額(定額国L)と海外パケットし放題が利用できなくなり、月2GBまで追加料金なしのサービスに一本化される予定です。移行期間として、シンプル3は2025年9月25日から2026年秋頃まで、シンプル2とシンプルは2026年7月利用分から2026年秋頃まで、海外あんしん定額の定額国Lの各プランと海外パケットし放題をそれぞれ毎月最大6,860円分まで追加料金なしで利用できます。

定額オプションやトッピングを購入して使う格安SIMは3社

LINEMO・UQ mobile・povo2.0は、渡航のたびに定額サービスを利用開始するかトッピングを購入します。無料枠はありませんが、データ容量を気にせず使えたり、渡航先に合わせて必要な分だけ買えたりする利点があります。

LINEMOは海外あんしん定額を24時間980円から使える

LINEMOで海外データ通信を使うには、まず世界対応ケータイ(無料)に加入し、海外あんしん定額に申し込みます。定額国Lではデータ通信が無制限で、1日980円です。

海外あんしん定額の料金

対象データ容量・利用時間料金
定額国L無制限 1日(24時間)~31日(744時間)980円/1日
定額国S1MB(24時間)1,980円
5MB(24時間)9,800円
10MB(24時間)19,600円
飛行機・船50MB(1時間)980円
100MB(5時間)1,960円
150MB(15時間)2,940円

定額国Lはアメリカ本土・ハワイ・韓国・台湾・中国・タイ・ドイツ・フランスなどで、渡航先として人気の国の多くが該当します。定額国Sはバハマ・ジンバブエ・イランなどで、料金体系が大きく異なります。

もうひとつのサービスである海外パケットし放題は、12.5MBまでが0円から1,980円/日、12.5MB以上が2,980円/日です。日本時間0時から23時59分59秒までを1日として計算します。ただし、海外パケットし放題は2026年12月以降にソフトバンクが案内する日をもってサービスを終了します。終了後は世界対応ケータイと対象料金プランに加入していれば海外あんしん定額を利用できます。

新規契約の場合、課金開始から4か月目の末日までは世界対応ケータイに加入できません。加入できるのは課金開始から5か月目以降です。他社からのMNPと番号移行はすぐに加入できます

LINEMOを新しい電話番号で契約してすぐ海外に渡航する予定がある人は、この条件に注意してください。海外eSIMやレンタルWi-Fiなど、別の手段を用意する必要があります。

UQ mobileはau海外放題を事前予約で1日800円から使える

UQ mobileでは、KDDIのau海外放題と海外ダブル定額の2つのサービスが利用できます。データ容量無制限で使えるau海外放題は、日本国内で事前予約すると料金が割り引かれます。

au海外放題の料金

利用方法対象の国・地域利用日数料金
事前予約あり(予約割)韓国、アメリカなど17の国・地域1~30日間800円/24時間
サービス提供対象の国・地域すべて1,000円/24時間
事前予約なしサービス提供対象の国・地域すべて1~8日間1,200円/24時間

事前予約は専用アプリのau海外放題から日本国内で行います。変更とキャンセルは利用開始日時の1時間前まで無料でできます。利用時間は利用開始時刻を起点に24時間単位でカウントされるため、深夜到着でも損をしません。

UQ mobileの場合、テザリングは申し込み不要で使えます。データチャージへの加入も必要ありません。

複数の国・地域を周遊する場合、事前予約ありで周遊先が800円/24時間の国・地域のみなら800円/24時間、1,000円/24時間の国・地域が1つでも含まれると1,000円/24時間になります。事前予約なしの場合は周遊先に関わらず一律1,200円/24時間です。

海外ダブル定額の料金

データ通信量料金
約24.4MBまで最大1,980円/日
約24.4MB以降最大2,980円/日

海外ダブル定額を利用するには、au海外放題拒否オプションへの申し込みが必要です。課金は日本時間0時から23時59分までの通信に対して行われます。スマホを普通に使えば24.4MBはすぐに超えるため、実質的に1日2,980円かかると考えたほうがよく、au海外放題を事前予約したほうが安く済みます。

povo2.0は渡航先に合わせて「海外データトッピング」を購入する

povo2.0は、渡航先と期間・データ容量に応じたトッピングをアプリで購入して使います。データ通信は160以上の国・地域、音声通話とSMSは200以上の国・地域に対応しています。

海外ローミングを利用するには所定の申し込みが必要です。新規加入後にpovoサポート(チャット窓口)へ連絡してください。連絡の際は運転免許証・マイナンバーカード・在留カードなどの本人確認書類が必要です。

トッピングは3種類あり、渡航先の範囲で使い分けます。

種類対象料金の範囲
エリアトッピング韓国、アメリカ、台湾など特定の国・地域680円~2,430円
レギュラートッピング90以上の国・地域640円~9,800円
ワイドトッピング160以上の国・地域6,980円

渡航先が決まっているならエリアトッピングが最も安く済みます。人気の渡航先の料金は以下のとおりです。

渡航先1GB(3日間)3GB(7日間)
韓国680円1,980円
台湾680円1,980円
中国・香港・マカオ680円1,980円
アメリカ760円2,200円
タイ・ベトナム760円2,200円
ヨーロッパ9カ国840円2,430円

※ヨーロッパ9カ国はイギリス、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スペイン、ドイツ、フランス、ベルギーです。このほかシンガポール・マレーシアのエリアトッピングも提供されています。

韓国3日間1GBの680円は、1日あたり約227円です。他社の定額サービスが1日800円から980円かかることを考えると、渡航先が対象に含まれていれば大きな差になります。

エリアトッピングの対象外の国へ行く場合や、複数の地域を周遊する場合はレギュラートッピングかワイドトッピングを選びます。レギュラートッピングは0.5GB(24時間)の640円から10GB(30日間)の9,800円まで6種類あり、滞在日数に合わせて選べます。

基本料0円で維持できるため、デュアルSIMのサブ回線として持っておき、渡航時だけトッピングを購入する使い方もできます。

海外データトッピングを購入していない場合、最大128kbpsの低速通信も利用できません。国内用のデータトッピングは海外では使えません

トッピングは渡航前に日本国内で購入できます。購入後は利用可能地域でデータ通信に接続されるまで最大30日間の待機状態となり、待機中はデータ消費も有効期限のカウントも発生しません。待機のまま30日を過ぎると失効します。

IIJmio・mineo・BIGLOBEモバイルは海外でデータ通信ができない

MVNOと呼ばれる事業者は、海外で音声通話とSMSのみ利用でき、データ通信は提供していません。海外でインターネットを使う予定があるなら、別の手段を用意する必要があります。

IIJmioは音声通話SIMと音声eSIMで通話・SMSのみ使える

IIJmioのギガプランとmioモバイルでは、海外でのデータ通信を利用できません。海外で使えるのは音声通話SIMと音声eSIM(ギガプランのみ)で、音声通話とSMSに限られます。データSIMとデータeSIMは海外で利用できません。

SMS SIMの場合、タイプDでは海外でのSMS送受信ができず、タイプAでは可能です。事前の申し込みは不要ですが、着信時にも着信料が発生します。

海外でデータ通信を使いたい場合、IIJmioは渡航者向けのデータ通信サービスとしてIIJmio 海外eSIMを提供しています。

mineoはドコモプランとauプランで通話・SMSのみ使える

mineoは、ドコモプラン(Dプラン)とauプラン(Aプラン)を契約し、国際ローミング対応機種を使っている場合に限り、海外で音声通話とSMSが利用できます。メールとインターネット通信は海外では利用できません。

事前の申し込みや設定変更は不要です。ただし、意図しない通信を防ぐため、渡航前に端末のデータローミングがオフになっていることを確認してください。ソフトバンクプラン(Sプラン)では国際ローミングサービスの提供がありません。

海外でデータ通信を使う人向けには、提携サービスとして海外eSIMアプリのトリファを案内しています。

BIGLOBEモバイルは国際ローミングへの申し込みが必要

BIGLOBEモバイルは、音声通話SIMを契約している人が国際ローミングに申し込むことで、国際ローミング対応機種で海外の音声通話とSMS送受信が利用できます。データSIMとSMS機能付きデータSIMでは国際ローミングを利用できません。

海外でのサービス利用料金
音声通話国・地域により異なる
SMS送信100円(不課税)/回
SMS受信無料
データ通信利用不可

申し込みはマイページのモバイル契約情報から行います。申し込み後、利用開始までに1時間から1日程度かかるため、出発前に余裕を持って手続きしてください。

主要な渡航先は3社とも対応しているが、周縁の国で差が出る

申込不要でデータ通信が使える楽天モバイル・ahamo・ワイモバイルの3社について、対応する国・地域を突き合わせました。日本人の渡航先として多い国は、3社とも対応しています。

3社とも対応している主要な渡航先

項目内容
アジア韓国、台湾、中国、香港、マカオ、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、カンボジア、ラオス、インド
北米アメリカ本土、ハワイ、グアム、サイパン、カナダ
ヨーロッパイギリス、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、スイス、オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコ、ポルトガル、ギリシャ、フィンランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、ポーランド、ハンガリー、トルコ
オセアニアオーストラリア、ニュージーランド
中東・アフリカアラブ首長国連邦、イスラエル、カタール、オマーン、サウジアラビア、ヨルダン、エジプト、モロッコ、南アフリカ、ガーナ
中南米メキシコ、ブラジル、ペルー、チリ、プエルトリコ

旅行や出張で行く先の大半はこの範囲に収まります。渡航先が上の表にあるなら、対応エリアではなく料金とデータ容量で選んで問題ありません。

3社で対応が分かれる主な国・地域

国・地域楽天モバイルahamoワイモバイル
モルディブ××
パラオ××
モンゴル×
フィジー×
ブルネイ×
ナイジェリア×
スリランカ×
ネパール×
パキスタン×
クウェート×
マルタ×
アルゼンチン×
コロンビア×
ニューカレドニア×
タヒチ(仏領ポリネシア)×

ハネムーンやダイビングで人気のモルディブとパラオは、楽天モバイルとahamoのどちらも対象外です。この2か国へ渡航する場合、楽天モバイルとahamoの契約者は海外eSIMや現地SIM、レンタルWi-Fiを別途用意してください。

楽天モバイルとahamoの差は、周縁の国で逆方向に出ます。モンゴル・フィジー・ブルネイはahamoが対応し楽天モバイルが非対応、スリランカ・ネパール・パキスタン・クウェート・マルタ・アルゼンチンなどは楽天モバイルが対応しahamoが非対応です。対応国数は楽天モバイルが107、ahamoが91ですが、数の多い少ないだけでは判断できません。

ワイモバイルの提供国・地域には定額国Sの地域も含まれます。月2GBまで追加料金なしで使えるのは定額国Lの地域に限られ、バハマ・ジンバブエ・イラン・ミクロネシア・ジブチ・レバノン・ベリーズなどの定額国Sは対象外です

滞在期間と渡航先によって選ぶべき格安SIMは変わる

2泊3日程度の短期旅行なら楽天モバイルとワイモバイルの2GBで足りる

地図の確認やWeb検索、タクシーの配車アプリが中心の使い方であれば、2GBあれば数日の旅行は乗り切れます。動画視聴やSNSへの動画投稿を控えれば、楽天モバイルとワイモバイルの月2GB枠で追加費用は発生しません。

楽天モバイルは毎月1日に容量がリセットされるため、月をまたぐ旅行なら実質的に2か月分の枠を使えます。

1週間から2週間の滞在で動画も見るならahamoが有利

データ量を気にせず使いたいならahamoの30GBが最大です。テザリングも追加料金なしで使えるため、パソコンやタブレットを持ち込む出張にも向いています。

ただし15日を超えると128kbpsに制限され、帰国するまで解除されません。2週間を超える滞在では、海外eSIMや現地SIMを併用する前提で考えてください。

韓国や台湾への旅行が多いならpovo2.0のエリアトッピングが安い

韓国と台湾は3日間1GBで680円、中国・香港・マカオも同額です。1日あたり約227円で、定額サービスの1日980円と比べて大きな差があります。基本料0円で維持できるため、サブ回線として持っておく使い方も現実的です。

データ容量を気にせず使いたいならUQ mobileとLINEMOの定額サービス

au海外放題は事前予約すると1日800円から、LINEMOの海外あんしん定額の定額国Lは1日980円で、どちらもデータ容量無制限です。無料枠を使い切る心配をせずに済むため、動画視聴やビデオ通話を多用する人に向いています。

格安SIMの海外ローミングを使う前に確認すべき注意点

契約直後は海外データ通信を使えない事業者がある

ソフトバンク系の事業者には、契約方法によって海外データ通信を利用できない期間があります。

事業者制限の内容
LINEMO新規契約は課金開始から4か月目の末日まで世界対応ケータイに加入できない
MNP/番号移行は加入可能
ワイモバイルSIMのみで新規契約した場合、契約月から4か月間は海外データ通信を利用できない

渡航予定がある状態で新しい電話番号を契約する場合は、この条件を必ず確認してください。

海外では通話の着信にも料金がかかる

国内では無料の着信も、海外では料金が発生します。かけ放題オプションや無料通話も海外では適用されません。SMSは送信が有料、受信は無料という事業者が大半です。

高額請求を避ける最も確実な方法は、海外では標準の電話アプリで発信せず、かかってきた電話にも出ないことです。連絡はLINEなどデータ通信を使うアプリに切り替えれば従量課金は発生しません。

利用額が一定を超えるとサービスが停止される

各社とも、高額請求を防ぐための利用額の上限を設けています。

事業者停止の条件
楽天モバイル国際通話・国際SMSに毎月20,000円の利用限度額
OS標準アプリ利用分は5,000円を超過するごとに一時停止
ahamo海外での電話とSMSの月間利用額が5万円を超過すると、当月末まで海外データ通信も停止

ahamoの場合、いったん停止されるとデータ量を追加購入しても当月中は解除できません。

対応エリアは渡航先だけでなく端末によっても変わる

各社の対応エリア検索は、渡航先の国・地域と利用する機種の組み合わせで結果が変わります。同じ国でも、機種が現地の通信事業者の周波数に対応していなければ通信できません。国名だけで判断せず、自分が持っていく端末で確認してください。

また、同じ国のなかでも接続できる事業者が複数ある場合があります。到着後につながりにくいと感じたら、端末のネットワーク選択を自動から手動に切り替えて別の事業者を選ぶと改善することがあります。手動で切り替えても追加料金はかかりません。

帰国後にデータローミングをオフに戻さないと意図しない課金が起きる

帰国後も端末のデータローミングをオンのままにしていると、国境付近で海外の電波を掴むことがあります。長崎県対馬市では、場所によって韓国の通信事業者につながる場合があります。

この状態でアプリの自動更新やメールの自動受信が動くと、自分では使ったつもりがなくても海外での通信として課金されます。定額サービスを使っていない場合は従量課金になるため、少量の通信でも料金が発生します。

楽天モバイルの場合、オフにする箇所が2か所あります。端末側のデータローミングに加えて、my 楽天モバイルの契約プラン画面にある海外ローミング(データ通信)の設定もオフに戻してください。片方だけでは不十分です。

データローミングの設定はiPhoneもAndroidも数ステップで完了する

iPhoneでデータローミングをオンにする方法

渡航先に到着したら、以下の手順で設定します。日本に帰国したら同じ手順でオフに戻してください。

手順
  • 「設定」をタップする
  • 「モバイル通信」をタップする
  • 「通信のオプション」をタップする
  • 「データローミング」をオンにする

デュアルSIMで利用している場合は、「設定」→「モバイル通信」→「SIM」で対象の回線を選択すると、その回線のデータローミング設定にアクセスできます。

Androidスマホでデータローミングをオンにする方法

手順
  • 「設定」をタップする
  • 「ネットワークとインターネット」をタップする
  • 「モバイルネットワーク」をタップする
  • 「データローミング」または「ローミング」をオンにする

Google Pixelの場合は、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」で対象のSIMをタップし、「ローミング」をオンにします。機種やOSのバージョンによってメニュー名が異なることがあります。

事業者側の設定が必要な場合もある

端末の設定だけでなく、事業者のマイページやアプリでの設定が必要な場合があります。

事業者渡航前に必要な操作
楽天モバイルmy 楽天モバイルで海外ローミング(データ通信)の設定をオンにする(初期設定はオン)
ahamoなし
ワイモバイルMy Y!mobileで世界対応ケータイに加入済みか確認する
LINEMOMy Menuで世界対応ケータイに加入し、海外あんしん定額に申し込む
UQ mobileau海外放題アプリをダウンロードし、予約割を使う場合は日本国内で予約する
povo2.0povo2.0アプリで海外ローミングの設定を確認し、海外データトッピングを購入する

格安SIMの海外ローミングに関するよくある質問

海外ローミングで高額請求されることはある?

データ通信については、無料枠のある楽天モバイル・ahamo・ワイモバイルはいずれも超過後に速度制限がかかる仕組みで、自動的に追加料金が発生することはありません。定額サービスやトッピングを使う事業者も、1日あたりの上限額や購入した容量の範囲内に収まります。

注意が必要なのは音声通話とSMSです。これらは従量課金で、着信にも料金がかかります。海外では標準の電話アプリを使わず、LINEなどデータ通信を使うアプリで連絡を取れば、この料金は発生しません。

データローミングを設定しないとどうなる?

渡航先でデータ通信ができません。地図アプリもWeb検索も、Wi-Fiに接続していない限り使えない状態になります。

反対に、海外でデータ通信を一切使いたくない場合は、データローミングをオフにしたままにするか、端末を機内モードにしてWi-Fiのみ使う設定にしてください。

海外ローミング中もLINEは使える?

データ通信ができる状態であれば、LINEのトーク・音声通話・ビデオ通話とも問題なく使えます。国際通話と違って通話料もかからないため、海外での連絡手段として適しています。

ただし、LINEMOで国内適用されるLINEギガフリーは、海外では対象外です。海外ではLINEの利用分もデータ通信量に含まれます。

海外ローミング中にテザリングはできる?

ahamoは海外でもテザリングを追加料金なしで利用できます。UQ mobileのau海外放題も申し込み不要でテザリングが使え、家族や友人とデータを共有できます。

子機で使った分もすべて親機のデータ通信量として合算されるため、無料枠のあるプランでは消費が早くなります。

海外ローミングと海外eSIMはどちらがいい?

2週間以内の滞在で、月2GBから30GBの範囲に収まるなら海外ローミングが手軽です。追加の契約も設定も不要で、電話番号がそのまま使えるためSMS認証も受け取れます。

2週間を超える滞在や、ローミングの対応エリアに入っていない国へ行く場合、データ量を気にせず使いたい場合は海外eSIMが向いています。IIJmioとmineoのようにデータ通信を提供していない事業者を契約している場合も、海外eSIMが選択肢になります。

渡航先が対応エリアか確認する方法は?

各社の公式サイトに対応エリアの検索ページが用意されています。渡航先の国・地域と、利用する端末のメーカー・機種を選択すると、データ通信・音声通話・SMSそれぞれの利用可否と料金が表示されます。

同じ国でも機種によって結果が変わるため、必ず自分が持っていく端末で確認してください。

複数の国を周遊する場合はどうなる?

楽天モバイルとahamoは、対応エリア内であれば国をまたいでもそのまま使えます。

UQ mobileのau海外放題は、事前予約ありで周遊先が800円/24時間の国・地域のみなら800円/24時間、1,000円/24時間の国・地域が1つでも含まれると1,000円/24時間になります。事前予約なしの場合は周遊先に関わらず一律1,200円/24時間です。

povo2.0はトッピングごとに対応する国・地域が異なるため、周遊するならレギュラートッピングかワイドトッピングを選んでください。

まとめ、渡航先と滞在日数が決まったら公式サイトで対応エリアを確認する

海外ローミングが使える格安SIM9社を比較しました。最も大きな分かれ目は、申し込みと追加料金が必要かどうかです。

こんな人選ぶべき事業者
数日の旅行で地図と検索が中心楽天モバイル、ワイモバイル(月2GB)
1週間以上滞在して動画も見るahamo(月間30GB)
渡航先が韓国・台湾に固定されているpovo2.0(3日間1GB 680円)
データ量を気にせず使いたいUQ mobile(1日800円~)、LINEMO(1日980円)
海外で通話も使いたい楽天モバイル(Rakuten Linkで国際通話無料)

すでに契約している格安SIMがあるなら、まず自分の契約で海外データ通信が使えるかを確認してください。IIJmio・mineo・BIGLOBEモバイルは海外で音声通話とSMSしか使えないため、データ通信には海外eSIMやレンタルWi-Fiが必要です。

ワイモバイルを契約している人は、世界対応ケータイに加入しているかをMy Y!mobileで確認してください。加入していれば申し込み不要で月2GBまで使えます。加入は無料です。

渡航先が決まったら、各社の対応エリア検索で自分の端末との組み合わせを確認します。モルディブやパラオのように、楽天モバイルとahamoのどちらも対象外の渡航先があります。

LINEMOとワイモバイルを新規契約する場合は、契約から4か月間は海外データ通信を使えません。渡航予定があるなら、この期間を踏まえて契約時期を決めるか、他社からのMNPを選んでください。

料金や提供条件は変更されることがあります。申し込む前に、各社の公式サイトと提供条件書で最新の内容を確認してください。

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